
この言葉の代表的な英訳は「hear enough」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「耳にタコができる」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「耳にタコができる」の意味と使い方は?
「耳にタコができる」の「タコ」は、漢字では「胼胝」と書きます。皮膚が硬く角質化した部分のことで、足の裏などによくできるものです。海にいる「蛸」ではありません。
それでは、「耳にタコができる」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「耳にタコができる」の意味
「耳にタコができる」には、次のような意味があります。
同じことを何度も聞かされて、嫌になる。「―・きるほど聞かされる」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「耳に胼胝ができる」
「耳にタコができる」の使い方・例文
指に「ペンだこ」と呼ばれるものができることがありますね。それは指の同じ場所ばかりに繰り返しペンが当たり、その部分の皮膚が硬くなってしまうからです。そこから同じ話ばかり繰り返し聞かされて、飽き飽きしている状況を「耳にタコができる」といいます。
次に「耳にタコができる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.おじいちゃんの若いころの武勇伝は、耳にタコができるほど聞かされたよ。
2.「家に帰ったらまず手を洗いなさい。」って耳にタコができるほど言われている。
3.姑から会うたびに「子どもはまだなの?」と聞かれ、耳にタコができそう。
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