国語言葉の意味

【慣用句】「錦を飾る」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学科卒のWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「錦を飾る」について解説する。

端的に言えば錦を飾るの意味は「出世して故郷に帰ること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は日本文学科卒の現役WEBライター、ヒマワリを呼んだ。一緒に「錦を飾る」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヒマワリ

今回の記事を担当するのは、日本文学科卒で現役ライターのヒマワリ。専攻は近代文学だが、古典からマンガまで幅広く読んでいる。受験生家庭教師の経験を生かして、「錦を飾る」についてわかりやすく丁寧に説明していく。

「錦を飾る」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「錦を飾る」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「錦を飾る」の意味は?

「錦を飾る」は、「にしきをかざる」と読みます。誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう身近な慣用句です。では、最初に辞書からの引用で意味を確認してみましょう。

1.出世した姿を故郷の人に見せる。

出典:新明解国語辞典(三省堂)「錦を飾る」

2.美しい着物を着る。転じて、成功して美しく着飾って故郷へ帰る。

出典:goo辞書「錦を飾る」

このように「錦を飾る」の意味は、故郷を離れていた人が出世して華々しく帰る事です。「錦」とは、種々様々な色糸と金糸銀糸で模様を織った豪華な絹織物のことで、「錦を飾る」とは錦で作られた美しい着物を着るという意味になります。ですが、慣用句としての「錦を飾る」は「故郷に錦を飾る」(こきょうににしきをかざる)を省略したものですので、故郷を離れ成功した人が美しい衣服で着飾り、華々しくふるさとに帰る様子を表しているのです。

「錦を飾る」の語源は?

慣用句「錦を飾る」は中国の故事から由来した言葉です。具体的に言いますと『南史』の劉之遴伝にその語源がありますので、その内容を簡単に説明していきます。

昔、中国の武帝が優れた才能を持った臣下に対して帰郷を勧めました。その際、武帝は家臣に「美しい衣服を着て故郷に帰りなさい。そして、年老いた母親にも綺麗な衣装や美味しい物を食べさせて親孝行をするように。」と話したと記されています。その時に使われた言葉が「衣錦還郷」(錦を衣て郷に還り)で、これは現在も四文字熟語として使われていますね。「衣錦還郷」は「いきんかんきょう」と読み、「錦を飾る」と同じ意味で使われています。このエピソードと言葉から「錦を飾る」と言う慣用句が作られたというわけです。

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