国語言葉の意味

【慣用句】「血も涙もない」の意味や使い方は?例文や類語を現役学生ライターが解説!

「血も涙もある」「情に厚い」「人情味のある」

「血も涙もない」とは、すでに解説したように「血」と「涙」がない喜怒哀楽の感情が無の状態の事でしたね。なので、「血も涙もない」の対義語はそのまま「血」と「涙」がある状態、つまり「血も涙もある」ということになります。

「血も涙もある」とは血の通った人間味のある行動や、思いやりのある事を指しますが、「血も涙もない」よりは日常的に使うことが少ないでしょう。なので「血も涙もある」よりは、「情に厚い」「人情味のある」などを使う方が無難です。

「情に厚い」や「人情味のある」という言葉にはどちらにも「情」という単語が用いられていますね。「情け」は相手をいたわる気持ちを表現する言葉なので、「情に厚い」や「人情味のある」という言葉は無感情の「血も涙もない」という言葉とは対照的であることが分かります。

「温厚篤実」

「温厚篤実」は、(おんこうとくじつ)と読みます。

前述の「情に厚い」や「人情味のある」という対義語は形容詞ですが、「血も涙もない」の対義語をことわざで表すと、「温厚篤実」です。

「温厚篤実」は、見た目の通り「温厚」と「篤実」という二つの単語が合わさって出来た言葉だと皆さんも予想することが出来ると思います。では、由来となった二つの単語の意味を見ていきましょう。

「温厚」は言うまでもなく、穏やかで広い心の性質を指す言葉。一方であまり馴染みのない「篤実」は誠実で情け深いことを表す言葉です。このことから、「温厚篤実」はこの二つの単語の意味を合わせた、穏やかな心を持った誠実で優しい人の性質を表現する言葉だということが分かりますね。

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「血も涙もない」の対義語は「血も涙もある」で単純だが、あまり使われない言葉なんだな。状況によって分かりやすい「情に厚い」や「人情味のある」という言葉に変えて、思いやりのある伝え方をマスターしよう。「温厚篤実」ということわざも使いこなせると、かっこいいぞ。

「血も涙もない」を使いこなそう

この記事では「血も涙もない」の意味・使い方・類語などを説明しました。

「血も涙もない」とは、「血」や「涙」などの人間の感情に関与することを表現する言葉でした。人間は、どんなに努力をしても一人で生きていくことは出来ません。現代では人工知能の開発が進み様々な仕事がAIに代替可能とされていますが、支え合うということは人間の生きる意義であり、特権です。このような人間本来の能力である思いやりや優しさは喜怒哀楽の感情に直結します。思いやりからくる怒りもあれば、優しさからくる悲しみもあるものです。人工知能に教養で勝つことは難しいかもしれませんが、無生物である人工知能に生命を持つ人間が感情という部分で劣るはずがありません。

「血も涙もない」という慣用句の言葉の意味を深く理解して知識に入れることによって、自分の行動を見つめ直す機会にもなりますね。

皆さんも、「血も涙もない」を使いこなすと同時に自分の行動を見つめ直してみましょう。一人一人が喜怒哀楽の感情表現豊かな行動を心がけることで、この世の中の見方が変容しますよ。

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