
1.肩を高く張って、威勢を示す。また、威圧するような態度を示す。
出典: goo辞書「肩を怒らせる」
つまりまとめると、
「肩を高い位置に置き、威圧するような態度を示しながら歩く」ということ。
「威勢」や「威圧」といったキーワードが浮かび上がってきます。
「肩で風を切る」の語源は?
「肩で風を切る」の「風を切る」という言葉は、「矢が風を切って飛ぶ」のように、「(モノが)速く、鋭く、勢いよく進む様子」を意味し、そこから転じて、「肩で、勢いよく、風の抵抗を物ともせず進む様子」からであるといわれています。
「肩で風を切る」の使い方・例文
「肩で風を切る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.会社の社長に就任した当時は肩で風を切る勢いだった。
2.試合に優勝し肩で風を切って歩くチーム全員に、女子生徒はみんな夢中。
3.今や人気者の彼の肩で風を切る様子にむかしの面影はない。
例文1.2.のように、出世や優勝などの達成にゆえに「肩で風を切って」歩く、という文脈で主に用いられます。
また例文3.のように、「遠慮」や「謙遜」を美徳とする日本人にとっては、「慢心」や「傲り」ともとられる様子が敬遠される可能性もありますね。
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