タンパク質と生物体の機能理科生物

5分でわかる「体液学説」健康状態は体液バランスで決まる?元塾講師がわかりやすく解説!

よぉ、桜木建二だ。今回は「体液学説」について勉強していくぞ。

ヒトの健康状態は何によってきまるか。今であれば食事バランスや睡眠時間、運動量や遺伝など様々な条件があげられるだろう。しかし昔は違ったんだ。

紀元前に信じられていた医療知識について生化学に詳しいライターAyumiと一緒に解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Ayumi

理系出身の元塾講師。わかるから面白い、面白いからもっと知りたくなるのが化学!まずは身近な例を使って楽しみながら考えさせることで、多くの生徒を志望校合格に導いた。

1.人体の6,7割を占める水分

image by iStockphoto

私たちの身体には多くの水分が含まれています。その割合は赤ちゃんの頃が最も多くなんと約8割成人男性で約6割、成人女性では約5割です。

比較的女性のほうが割合が少ない傾向があり、また年齢を重ねるごとに水分割合は減っていきますがそれでも約5割といわれています。よく潤いのある肌、みずみずしい肌というような言い方をしますよね。乾燥しやすい体の表面にある皮膚の水分量が多いということは、若々しさの象徴ともいえるでしょう。

そんな私たちの身体に含まれる水・体液ですが、全てが「水」という形で存在しているわけではありません。成人男性を例にして説明すると、タンパク質が約18%、水分が60%、脂肪が約16%、その他無機質等が6%という割合です。さらに、水分は約40%が細胞内液(細胞内に存在する体液)、約20%が細胞外液(細胞外に存在する体液)に分類されます。細胞外液には血漿(血液の細胞以外の成分で血液の約60%に相当)と間質液(細胞を浸す液体)の2つがあり、それぞれの割合は血漿約5%、間質液約15%です。

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人間の身体が水でできているとはいっても、水そのものとして存在しているわけではないんだ。体液といえば血液をイメージするやつも多いだろうが、こうしてみると案外少ない気がするよな。

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