
「青雲の志」の使い方・例文
「青雲の志」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.若い頃は、青雲の志を抱いて上京したものだよ。
2.起業するならば、青雲の志を忘れてはならない。
3.青雲の志に燃えていた私は、難関校合格を目指すと決めた。
「青雲の志」は、会話で使うというよりは、「青雲の志を抱く」と表現するように、目標を掲げる際に用いられることが多いといえます。ほかにも座右の銘や、目標達成の心構えなどとして使ってもよいですね。どこまでも続く果てしない青空と同様に、志が高ければ高い人ほど、夢実現も可能なはずです。自身の能力をおごらず、努力を続けるためには「志」は欠かせません。成し遂げたい夢があるならば、「青雲の志」を使って目標を掲げてみてください。
「風雲の志」
「青雲の志」は「青空」で志の高さを表現していましたが、「風雲の志」は違います。「風雲」とは、竜が風と雲を得て昇天するように、知力や勇気が優れている人が頭角を現すチャンスのこと。「風雲の志」は、竜が天高く昇る姿のように、チャンスを得て成功を掴み、出世しようとする志のことを差します。
たとえば、世の中には思いがけない出来事や事件が起こり、場合によっては巻き込まれてしまうこともあるでしょう。しかし、そのような変事をチャンスと捉え、事業を成功させていこうと目指す。そのような志を「風雲の志」と表現することができます。戦国時代によく使われていたようですが、現代でも使える言葉といえますね。
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