3分でわかる地震の揺れの種類・大きさ・仕組み!登録者数95万人人気講師がわかりやすく解説
地震が起きるしくみ
最後に、なぜ地震というものが起きるのかを学習しましょう。
日本付近では、日本列島と「日本海溝(にほんかいこう)」の間に震源が集中していることが分かっています。
また、地球の表面はプレートという厚さ100kmほどの岩盤でおおわれているのですが、日本付近には4種類のプレートがあって、それらが地震の発生に関係しているのです。
4種類のプレートは、ユーラシアプレート、北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートといいます。なお、ユーラシアプレートと北アメリカプレートは「大陸プレート」、太平洋プレートとフィリピン海プレートは「海洋プレート」の仲間です。
image by Study-Z編集部
海洋プレートは大陸プレートの下に沈み込むように動いています。そのとき、海洋プレートは大陸プレートを巻き込むようにしてしずんでいくのですが、それが限界を迎えると大陸プレートが急激に隆起し、元に戻ろうとするのです。この動きが大きな地震となった観測されます。
なお、大陸プレートと海洋プレートの境界となっている、谷のような面が海溝です。
プレートが動かなければ、恐ろしい巨大地震も減りそうなのですが…そもそもプレートが動くのは、地球内部の熱による現象。地球の内部が熱い限り、プレートの動きは止まらないんです。
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地下の浅いところで大地震が起こると、「断層(だんそう)」がのこることがあります。この断層は、その後もくり返しずれが生じることが多いのです。そのような断層は「活断層(かつだんそう)」とよばれます。活断層のあるところは地震が起きやすいので、とくに注意が必要です。
日本に住むからこそ、地震の学習は不可欠
日本はプレートがちょうどぶつかり合うところにできた島国。世界の中でも特に地震の多い国として知られています。皆さんの記憶にも、大きな地震のニュースがのこっているでしょう。
地球という星の活動が原因となる地震を止めることは不可能であり、また予知も難しいのが現状です。普段から地震に関するニュースに注目すると同時に、地震が起きたときにはきちんと対処できるよう、避難準備などもしておきたいものですね。