国語言葉の意味

【慣用句】「音頭を取る」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「音頭を取る」について解説する。

端的に言えば音頭を取るの意味は「何人かで物事を行うときに先頭に立ってみんなをまとめること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に学習指導をしているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「音頭を取る」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

yamato810

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「音頭を取る」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「音頭を取る」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。読み方は「おんどをとる」です。

「音頭を取る」の意味は?

「音頭を取る」には、次のような意味があります。まずは国語辞典で正確な意味を確認し、そのあと詳しい意味やニュアンスまで見ていきましょう。

1.大勢で歌うとき、調子を示すため先に歌う。
2.人の先に立って手はずを整え、実現するように皆をまとめてゆく。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「音頭を取る」

意味の一つには、何人かで歌い出すときに最初に歌いだして調子を整えるということがあります。もう一つは、何人かで何かを始めるときに先頭に立ってみんなをまとめるということです。

何人かで物ごとをすすめるときは、一人一人が役割を担うだけではなく、全体に目を配るような存在がいると円滑にすすみやすくなります。「音頭を取る」というのは全体を統括することであり、方針や役割などに基づいて周囲に配慮したり、先に手本を見せるなど、全体がスムースに動けるように先頭に立ったりサポートしたりすることです。

「音頭を取る」の語源は?

次に「音頭を取る」の語源を確認しておきましょう。

「音頭を取る」の「音頭」は、雅楽(ががく)の合奏に由来します。もともと「音頭」とは、雅楽での管楽器ごとのパートリーダーである首席奏者が、各パートの冒頭部分を一人で奏じることです。音取(ねとり)と呼ばれる短い前奏曲の場合は、パートの全てを一人で演奏します。

そこから転じたのが、民謡などで全体を統率する独唱者や独唱部分のことです。さらには、冒頭部分ではなくリズムの中心となるという意味で、長唄などの三味線音楽では一定の旋律をリズミカルに反復する部分を指すようにもなりました。

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