化学物質の状態・構成・変化理科

3分で簡単「水溶液の性質」水溶液の見分け方をチェック!元塾講師がわかりやすく解説

image by Study-Z編集部

さて、これらを図にまとめてみたのがこちらです。

(1)リトマス紙でわかるのは酸性・中性・アルカリ性ですね。この時点で酸性のC・Fは塩酸または炭酸水、中性A・B・Gは塩化ナトリウム水溶液、ショ糖水またはただの水、アルカリ性のC・Eはアンモニア水または水酸化ナトリウム水溶液だということがわかるでしょう。

(2)石灰水は二酸化炭素と反応して白濁する試薬でしたね。つまり二酸化炭素が溶け込んでいる炭酸水に反応したということなので、Fが炭酸水、Cが塩酸であったことがわかります。

(3)水溶液を蒸発させる実験は危険が伴う場合もありますが、このときの候補は塩化ナトリウム水溶液、ショ糖水またはただの水ですから安心です。固体が溶けている塩化ナトリウム水溶液とショ糖水は水が蒸発した後に固体が残りますが、水は何も残りません。さらに過熱を続けると塩化ナトリウム(塩)は変化がありませんが、ショ糖(砂糖)は焦げ付きが見られます。これによって特定が可能ですね。この3種類であれば味見するという手もありますが、ここではこの方法を用いるのが安心です。

(4)最後にアルカリ性の水溶液ですが、アンモニア水には独特なにおいがあることで判別がつくでしょう。もしかしたら(1)で液性を確認する前の段階でアンモニア水と塩酸についてはにおいでわかることもあるかもしれませんね。

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似た性質をもつ物質はたくさんある。だからこそ候補を絞り込める条件を探すことが大切なんだな。

水溶液の性質はテスト頻出問題!

料理をしようとして「砂糖と塩、どちらか砂糖かわからなくなっちゃった!」この状況であれば誰もが味見をするでしょう。しかし化学実験において味見は厳禁です。いつ有毒な薬品が混じってしまうかわかりませんからね。

こんなときに覚えておきたいのが水溶液の性質を利用した同定方法です。液性はアルカリ性か酸性か、溶質は固体か液体かを特定するだけでも条件は絞られてきます。そしていくつか候補がでてきたとき、さらに候補を絞れる性質を選んで実験することが大切です。

水溶液の性質は様々な実験と絡めて出題されることの多い頻出分野なので、1つ1つ情報を整理しながら覚えていきたいですね。

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