化学物質の状態・構成・変化理科

3分で簡単「水溶液の性質」水溶液の見分け方をチェック!元塾講師がわかりやすく解説

2-4.金属を入れたときの様子はどうか

これはBTB溶液などの試薬を使わずに酸性かどうかを確認できる方法です。塩酸や硫酸などの酸性溶液は鉄・マグネシウム・アルミニウムといった金属を溶かすことができます。スチールウールやマグネシウムリボンなど小さく切った金属を酸性溶液につけると水素を出しながら溶けていくのがわかるでしょう。水酸化ナトリウム水溶液のように鉄は溶かしませんがアルミニウムは溶かすことができるというものもありますよ。

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このときに発生する気体は何かという問題も出やすいからしっかり覚えておこう。

2-5.硝酸銀水溶液を入れたときの反応はどうか

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硝酸銀水溶液は調べたい水溶液に塩素が入っているかどうかを調べることができます。塩化ナトリウム水溶液や塩酸にこれを加えることで白い沈殿ができるのが特徴です。このように特定の元素が入っているかどうかを調べることができれば、溶質の候補はかなり絞られてくるでしょう。あまり出題頻度は多くありませんが覚えておくといいですね。

2-6.その他

その他にも、この実験をすれば溶質は絞られるというものがあります。

砂糖水:ベネジクト液を加えて加熱すると赤かっ色の沈殿が生じる。水溶液が電気を通さない。

炭酸水:石灰水を加えると白く濁る。

あらかじめこれらが含まれていて、それを特定したい場合は真っ先に使うのがいいでしょう。そうではない場合、ただ1つを特定するために全ての水溶液にこの実験を行うのはかえって効率が悪いものです。ある程度候補が絞られてきた段階で実験するのがいいでしょう。

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水溶液の性質を利用した溶質の特定には、方法によって効率の良しあしが決まるんだな。複数の実験を組み合わせてやるのがいいようだ。

3.複数の性質を用いて確認

例題を用いて考えてみましょう。

6種類の水溶液(アンモニア水、塩化ナトリウム水溶液、塩酸、ショ糖水、水酸化ナトリウム水溶液、炭酸水)とただの水、計7種類 AからGを用意したとします。これを同定するために下記のような実験を行いました。水溶液AからGはそれぞれどの水溶液であったか、考えてみてください。

(1)液性をリトマス紙で調べたところ、C・Fは青から赤に、D・Eは赤から青に変化し、A・B・Gは変化がなかった。

→この結果から何がわかりますか?

(2)C・Fについて(   )を加えたところ、Fは白濁した。

→(   )は何でしょう。C・Fはそれぞれどの水溶液だったでしょうか。

(3)A・B・Gの水溶液を少量とりそれぞれ加熱したところ、それぞれ異なる変化が見られた。

→どんな変化があると予想され、その場合にA・B・Gはどの水溶液だったといえるでしょうか。

(4)残るD・Eは(   )によって判別がついた。

→(   )とは何でしょう。D・Eはそれぞれどの水溶液だったでしょうか。

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