国語言葉の意味

【慣用句】「手玉に取る」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師がわかりやすく解説!

「鼻面を引き回す」

もう一つの類義語には、「鼻面を引き回す(はなづらをひきまわす)」があります。他人を自分の思うままに扱うという意味です。「鼻面」とは鼻の先のことを表しています。鼻ををつかんで引き回すということは、抵抗できなかったり、圧倒的な力の差があって、相手を意のままにするニュアンスにつながりますね。

「鼻面を引き回す」は、詳しい表現として「鼻面を取って引き回される」と言われることもあります。さらには、逆の立場で相手に思うようにされるという意味合いで「鼻面を引き回される」と受け身で使われることもある慣用句です。

「手玉に取る」の対義語は?

次は、「手玉に取る」の対義語についての説明です。相手に思うままに操られるという逆の意味合いについて、一緒に二つの対義語を見ていきましょう。

「踊らされる」

「手玉に取る」の対義語には、「踊らされる(おどらされる)」があります。意味は、他人に思い通りに動かされるということです。「踊る」には、もともと「他人にあやつられて行動する」という意味があり、その受け身の表現として「踊らされる」になっています。

なお、自らあやつられて行動するということはあまりないので、基本的には「踊らされる」という受け身の表現で使われることが多くなっていますよ。

「丸呑み」

もう一つの対義語には、「丸呑み(まるのみ)」があります。そっくりそのまま受け入れたり承諾したりすることという意味です。もとの意味は「かまないでそのまま飲み込むこと」であり、噛み砕いて検討したり対案を出したりすることなく、そっくり受け入れるということにつながっています。

「手玉に取られる」ような相手に翻弄されている状況というよりは、力関係によって受け入れざるを得ない場合や相手に貸しをつくるためにあえて承諾する場合などでよく使われる表現です。

「手玉に取る」の英訳は?

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最後に、「手玉に取る」の英訳についての説明です。日本語と英語の違いはありますが、意味合いとして関連する英単語を使った表現について見ていきましょう。

「lead somebody by the nose」

「手玉に取る」の英訳には、「lead somebody by the nose」があります。直訳すると「鼻で人を導く」となり、相手を意のままに動かす意味合いです。相手を上手くコントロールする場合に限らず、威圧している場合にも使われる表現になっています。

その他、「twist somebody around one’s finger」でも「手玉に取る」という意味を表すことができますよ。同じような意味合いですが、恋愛で使う場合はこちらです。

\次のページで「「手玉に取る」を使いこなそう」を解説!/

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