国語言葉の意味

【慣用句】「札付き」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「札付き」について解説する。

端的に言えば札付きの意味は「悪い評判が定着していること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に学習指導をしているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「札付き」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

yamato810

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「札付き」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「札付き」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。「札つき」と表記されることもあり、読み方は「ふだつき」です。

「札付き」の意味は?

「札付き」には、次のような意味があります。まずは辞書の意味を確認してから、さらに詳しい意味をチェックしていきましょう。

1.札がついていること。特に、商品に正札がついていること。また、そのもの。
2.定評のあること。特に、悪い評判が定着していること。また、その人。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「札付き」

辞書の意味の1.は実際に札がついているというそのままの意味となっており、2.のほうの「定評のあること」が慣用句としての意味です。

慣用句としての意味は「定評のあること」ですが、悪い評判が知れわたっていたり定着しているということを表しています。「悪い」というのは、一般社会でいうと犯罪レベルであったり犯罪スレスレの行為、素行不良など、その悪さの度合いとしては強いものになっていますよ。

「札付き」の語源は?

次に「札付き」の語源を確認しておきましょう。

「札付き」の由来は、江戸時代にさかのぼります。簡単に言うと、危険人物に対して戸籍に札が付けられたということです。

江戸時代には、罪を犯すと家族や隣近所まで刑罰が及ぶ「連座(れんざ)」という制度がありました。そういった罪を犯すおそれのある子の場合、勘当して戸籍にあたる「人別帳(にんべつちょう)」から抹消を願い出て認められると帳外となります。

そののち、勘当すると同時に帳外となるようになり、さらには、要注意人物には村役人が帳外扱いにして人別帳に札を付けておいたことから「札付き」と呼ばれるようになったということです。

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