この記事では「九死に一生を得る」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「have a narrow escape」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「九死に一生を得る」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三カ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「九死に一生を得る」の意味と使い方は?

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それでは、「九死に一生を得る」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「九死に一生を得る」の意味

「九死に一生を得る」は「九死一生」の形で使うこともありますよ。「九死に一生を得る」には、次のような意味があります。

危ういところで奇跡的に助かること。ほとんど死を避けがたい危険な瀬戸際で、かろうじて助かること。「九死」は十のうち九まで死の可能性が高いことで、ほとんど死が避けがたい危険な場合をいう。「一生」は十のうち一の生きる可能性の意。一般には「九死に一生を得る」という形で用いることが多い。

出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)「九死一生」

「九死に一生を得る」の使い方・例文

次に「九死に一生を得る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.私はあの時、危ない状況の中で九死に一生を得た。
2.彼はまさに九死に一生を得た気がした。
3.九死に一生を得たその事故の後、私の価値観は一変した。

\次のページで「「九死に一生を得る」の英語での表現は?」を解説!/

「九死に一生を得る」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「九死に一生を得る」の英語表現

「九死に一生を得る」は「have a narrow escape」で表現できます。「narrow」は狭いことで「escape」は逃げること。映画などで、閉じられそうになる出口の狭い隙間から間一髪で脱出するシーンがよくありますが、あのイメージです。ギリギリで逃れ、助かるということですね。

1.He had a narrow escape from death.
彼は九死に一生を得た。

2.It really was a narrow escape. I was so lucky.
本当に危ないところで九死に一生を得た。全く幸運だったよ。

3.She was extremely shaken after her narrow escape.
九死に一生を得た彼女はショックでひどく怯えていた。

「九死に一生を得る」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現その1「That was close!」

危ないところだった!」という表現です。「It was a close thing.」や「had a close shave」などのようにも使います。ここでの「close」は「近い」という意味ですね。危険な状態にかなり近づいたけれども事なきを得た、九死に一生を得たということです。

\次のページで「似た表現その2「save one's neck」」を解説!/

1.Woa, that was so close!
わあ、今のはあぶなかったな。

2.He had a couple of close shave besides that car accident.
彼はあの自動車事故のほかにも何度か危ない目にあってるんだよ。

3."That was a close one!" "I thought we were done for."
「間一髪だったね!」「もうダメかと思ったよ。」

似た表現その2「save one's neck」

言い回しは異なりますが、「save one's neck」でも同じような意味を表現することができます。誰かを困難や危険な状態から救い出したとき、また責任から逃れるという意味でも使いますよ。

日本語でも「首を切る」「首の皮がつながる」などの言葉があるように、助かるかどうかの状況は「首」を使って表現するんですね。「neck」のかわりに「skin」を使うこともありますよ。

1.Thanks! You saved my neck.
ありがとう!きみのおかげで命拾いしたよ。

2.What he cares is to save his own neck, after all.
彼は結局、自分の身を守ることが大事なんだ。

3.I am not going tell a lie to save your skin.
あなたを助けるために嘘をつくつもりはない。

「九死に一生を得る」を英語で言ってみよう

この記事では「九死に一生を得る」の意味・使い方・英訳を説明しました。日本語では実際に生きるか死ぬかの場面で助かった時に使われることが多いですね。今回紹介した英語表現は、「しかられずに済んだ」「責任を逃れた」などの意味でも使えますので、日常生活の場面でもぜひ使ってみましょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「九死に一生を得る」の英語表現は?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「九死に一生を得る」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「have a narrow escape」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「九死に一生を得る」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどの経験を持ち三カ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「九死に一生を得る」の意味と使い方は?

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それでは、「九死に一生を得る」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「九死に一生を得る」の意味

「九死に一生を得る」は「九死一生」の形で使うこともありますよ。「九死に一生を得る」には、次のような意味があります。

危ういところで奇跡的に助かること。ほとんど死を避けがたい危険な瀬戸際で、かろうじて助かること。「九死」は十のうち九まで死の可能性が高いことで、ほとんど死が避けがたい危険な場合をいう。「一生」は十のうち一の生きる可能性の意。一般には「九死に一生を得る」という形で用いることが多い。

出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)「九死一生」

「九死に一生を得る」の使い方・例文

次に「九死に一生を得る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.私はあの時、危ない状況の中で九死に一生を得た。
2.彼はまさに九死に一生を得た気がした。
3.九死に一生を得たその事故の後、私の価値観は一変した。

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