この記事では「お掛けください」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「Please have a seat.」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「お掛けください」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「お掛けください」の意味と使い方は?

それでは、「お掛けください」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「お掛けください」の意味

「お掛けください」は、「お~ください」と「掛ける」に分けて考えることができます。

「お~ください」は、丁寧に相手を誘導する場合などに使う言葉です。「掛ける」は多くの意味がありますが、ここでは「腰掛ける」の「掛ける」の意味で使われています。

そこで「腰掛ける」の意味について調べてみました。

椅子 (いす) ・台などの上に腰を下ろす。腰をかける。「ベンチに―・ける」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「腰掛ける」

「お掛けください」の使い方・例文

「お掛けください」は、椅子などに座ってくださいと丁寧に誘導する言葉だということになります。

次に「お掛けください」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あちらの窓際の席にお掛けください。
2.すぐに担当の者がまいりますので、お掛けになってお待ちください。
3.どうぞお掛けください。間もなくセミナーが始まります。

\次のページで「「お掛けください」の英語での表現は?」を解説!/

「お掛けください」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「座る」という英語表現として「sit down」がまず思い浮かびますが、丁寧な表現ではなく命令しているように響くためビジネスなどには不向きです。では、どのような英語表現が適しているのでしょうか。

「お掛けください」の英語表現

「お掛けください」は「Please have a seat.」で表現することができます

「have a seat」は「sit down」と比較すると、とても婉曲的で丁寧な表現です。それに「please」を付けて「Please have a seat.」とすることでビジネスシーンなどでも使えるフォーマルな表現になります。

よく似た表現に「take a seat」がありますが、こちらはややカジュアルなイメージです。カフェなどで「あちらのお席へどうぞ」なら「Please take a seat over there.」で構いませんが、あまりフォーマルな場では使いません。

1.Please have a seat here.
こちらにお掛けください。

2.The person in charge will be with you shortly, so please have a seat and wait.
すぐに担当者が参りますので、お掛けになってお待ちください。

3.Please have a seat. I'll bring the materials right away.
どうぞお掛けください。ただちに資料を持ってまいります。

「Please have a seat.」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

「have a seat」は基本的には少人数に対して使う言葉ですが、会議の場などで大勢の人に向かって言う場合には別の表現が考えられます。

似た表現「Please be seated.」

「Please be seated.」も「お掛けください」の意味で使われています

「Please be seated.」は、セミナーや説明会などの大勢の人が集まる場で使うフレーズです。つまり司会者が「Please be seated.」と言うと、「ご着席願います」「どうぞご着席ください」などの意味になります。

名詞では「座席」などの意味で使われている「seat」ですが、動詞では「座らせる」「着席させる」などという意味。「be seated」と受動態になっているのは、そのためです

\次のページで「「お掛けください」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.The ceremony will start soon. Please be seated.
間もなく式典が始まります。ご着席ください。

2.Please be seated. I will explain the precautions now.
ご着席ください。今から注意事項について説明いたします。

「お掛けください」を英語で言ってみよう

この記事では「お掛けください」の意味・使い方・英訳を説明しました。「Please have a seat.」は、相手に腰かけるように促す丁寧な表現です。他には、少しカジュアルな表現になりますが、「grab a seat」というのもあります。「grab」は「掴む」という意味で覚えている人も多いと思いますが、「have」の代わりによく使われている口語表現です。カジュアルなカフェなどでは耳にすることもあるので、覚えておいてもいいでしょう。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「お掛けください」は英語でどう表現する?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「お掛けください」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「Please have a seat.」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「お掛けください」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「お掛けください」の意味と使い方は?

それでは、「お掛けください」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「お掛けください」の意味

「お掛けください」は、「お~ください」と「掛ける」に分けて考えることができます。

「お~ください」は、丁寧に相手を誘導する場合などに使う言葉です。「掛ける」は多くの意味がありますが、ここでは「腰掛ける」の「掛ける」の意味で使われています。

そこで「腰掛ける」の意味について調べてみました。

椅子 (いす) ・台などの上に腰を下ろす。腰をかける。「ベンチに―・ける」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「腰掛ける」

「お掛けください」の使い方・例文

「お掛けください」は、椅子などに座ってくださいと丁寧に誘導する言葉だということになります。

次に「お掛けください」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.あちらの窓際の席にお掛けください。
2.すぐに担当の者がまいりますので、お掛けになってお待ちください。
3.どうぞお掛けください。間もなくセミナーが始まります。

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