3分で簡単フレネルレンズ!従来のレンズとは何が違うの?理系学生ライターがわかりやすく解説
フレネルレンズについて詳しく学ぼう!
それでは、本題であるフレネルレンズについての説明をします。ここでは、フレネルレンズの特徴と形状に焦点を当てて解説していきますね。
先ほど説明した従来のレンズ(標準的な凸レンズや凹レンズ)とフレネルレンズは何が異なるのかという点に注目して、記事を読み進めてみてください。フレネルレンズと従来のレンズを比較することで、フレネルレンズについて、さらに深く理解できることでしょう。
フレネルレンズの特徴
image by Study-Z編集部
フレネルレンズは、凸レンズから派生したレンズの1つです。ですから、フレネルレンズには集光作用があります。フレネルレンズは、従来の凸レンズよりも効率的に光が集められるようになっていますよ。また、フレネルレンズから派生したレンズに、リニアフレネルレンズがあります。リニアフレネルレンズは、光を一直線上に集光しますよ。同じ材料を使用した凸レンズで、より多くの光を集めようとすると、レンズの径を大きくする必要があります。そして、レンズの径を大きくすると、球面部分が大きくなりますよね。つまり、従来の凸レンズでは、多くの光を集めようとすると、レンズが分厚くなってしまうという欠点があるのですね。
この欠点を解消したのが、フレネルレンズです。フレネルレンズは、従来の凸レンズよりも厚みを小さくし、小型軽量化に成功しました。そのため、フレネルレンズは、レンズの体積あたりの集光能力が従来の凸レンズよりも向上したのです。
フレネルレンズの形状
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ja:User:きたし – Deutsch: eigene Zeichnung English: own drawing Japanese: 自作 Polski: rysunek własny, パブリック・ドメイン, リンクによる
次に、フレネルレンズの形状について説明していきますね。フレネルレンズの断面は、ノコギリのような形になっています。この形は、従来の凸レンズを同心円状の複数の領域に分けて、曲面になっていない部分を省略したものです。実は、従来の凸レンズの曲面以外の部分では、光の向きはほとんど変わりません。ゆえに、曲面以外の部分を省略し、厚みを小さくした場合であっても集光が可能なのです。
ただし、従来の凸レンズよりも形状が複雑なため、製造時の金型製作技術や切削技術が高度であるといった問題もあります。そのため、フレネルレンズの価格は高くなっていますよ。また、レンズがノコギリ状になっているため、従来の凸レンズよりも回折現象による影響が大きく、結像の際にひずみが生じるといった問題もあります。
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