国語言葉の意味

「達筆」は褒め言葉?意味や例文・類語・反対語をwebライターが簡単にわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木健二だ。この記事では、「達筆」について解説する。
「達筆」は文字通り『筆が達者』ってことを意味するんだろう。しかしよく考えてみると、文字自体が上手だとも、人の目を引く文章だとも取れるよな。それに個性的すぎて読めないような字を、通称で「達筆」なんて言うこともある。日常生活で『「達筆」だね』って突如言われた事態にも、どの意味で言っているのか瞬時に判断して対処したいもんだ。
今回は習字に通っていたにもかかわらず、字が汚いライターのぷーやんを呼んだ。「達筆」の意味と使われ方について、説明してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ぷーやん

webライター歴6年。鍛えられた語彙と文章力は本業でも発揮され、社内ルールの書き換え担当に。幼少のころから字の汚さに定評があり、しばしば「達筆」だとからかわれてきた。

「達筆」の意味から押さえよう!

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それでは国語辞典と例文で「達筆」の意味を押さえていきましょう。

辞書にみる「達筆」

まずは「達筆」が辞書でどのように書かれているかをみていきましょう。ちなみに今日では『コトバンク』など、インターネット上でも手軽に言葉の意味を調べることができます。

〘名〙 (形動)
① 文字をじょうずに書くこと。筆の運びのすぐれていること。また、そのさま。あるいはその文字。能書。健筆。〔文明本節用集(室町中)〕
※趣味の遺伝(1906)〈夏目漱石〉一「中には白地に黒々と達筆を振ったのも見える」
② すぐれた文章を書くこと。また、その文章。健筆。
※当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇「隠居元来菲才にしてデホウの達筆(タッピツ)、ヂッケンスの英才に比ぶべうもあらねど」

出典:精選版 日本国語大辞典(小学館) 「達筆」

字が上手であることも、いい文章のことも「達筆」というようですね。日常で「達筆」と聞くときは、1の「文字がうまい」という意味で使われることがほとんどではないでしょうか。

例文で「達筆」の使い方を確認!

次に例文で実際の言葉の使い方をみていきます。

1.今年の社内ボーリング大会の賞状制作は、賞状書士ではなく今年度法務部に配属された彼女に依頼しよう。「達筆」だともっぱらのうわさだ。
2.昔は「達筆」な人に看板の制作を依頼していたが、昨今はほとんどが印刷物で賄われている。

賞状を書くことを生業としている方を、『賞状書士』と呼ぶそうです。字がうまいということは、クリエイティブな作業を必要とするシーンで重宝します。筆者は字が汚いので、学校の文化祭などでなにかを制作するときに、肩身が狭いものでした。

しかしそうした優秀な手書きのスキルも、印刷技術の発展とともに活躍の場が少なくなってきています。今後はAIに取って代わられる仕事がたくさん出てくるとも言いますので、時代の変化に飲み込まれないように、柔軟に生きていきたいものですね。

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「達筆」はきれいな字や文章ってことなんだな。個性的な字を「達筆」っていうのは、行書体とか草書体のような崩れて読みにくい字と、単に雑なだけで読みにくい字をかけているんだろう。さて言葉の意味をしっかりつかむためには、類義語や対義語を押さえておくことも重要だ。言葉の意味のイメージをより具体的につかめるようになるからだ。

「達筆」に類義語はある?

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それでは「達筆」の関連語について、類義語からみてきます。

墨痕(ぼっこん)鮮やか:筆の痕があざやかで美しい文字

墨汁の通った痕があざやかにきらめいていること。書道家の方が力強く書いた文字にそんな墨痕があると、得も言われぬ感動がありそうですね。

流麗な文字:なめらかでよどみのない美しい文字

「流麗」はなめらかに流れている様子を比喩した言葉で、詩や音楽の旋律にも使われます。

能筆:文字を書くのが上手な人

筆の能力が高いことを含意する言葉ですね。この言葉は、上手な字とその字を書く人のどちらも表現します。

「達筆」の対義語はなにがある?

類義語の次は対義語をご紹介します。

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