
「横槍を入れる」の使い方・例文
「横槍を入れる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.午前の戦いでは、西軍有利に展開していたものの、小早川軍(こばやかわぐん)が西軍を裏切ると西軍本隊の側面から横槍を入れ、乱れた西軍は撤退をよぎなくされたのです。
2.俺がやっとの思いで彼女を誘い出し、デートの約束をとりつけようとしたところ、突然ヤツが「横槍を入れて」話に加わってきて、結局、デートの申し込みができなかったよ。
「横槍を入れる」は、戦国時代の戦術として語られる場合と、横から出しゃばって入って来るという現代的な使い方があるのですね。
「脇から口をはさむ」
「横槍を入れる」には「人の話に当事者以外が横から口を出す」という意味がありますが、同じ意味を持つ言葉に「脇から口をはさむ」(わきからくちをはさむ)というのがあります。
でしゃばりな性格の人はどこの世界にもいて、ときにお節介で、うっとうしい人ではありますが、多分もともとの性格は悪くはないのでしょう。「脇から口をはさむ」傾向はどんな人にも語り掛ける習慣のあるファミリー的な村落や、人懐っこい関西人に多いように思うのですが、みなさんはどう思われますか?
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