国語言葉の意味

【慣用句】「針の筵」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「針の筵」について解説する。

端的に言えば針の筵の意味は「居心地が悪いこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んだ。一緒に「針の筵」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Hata

以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。

「針の筵」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 59517721

それでは早速「針の筵(はりのむしろ)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「針の筵」の意味は?

「針の筵」には、次のような意味があります。

一時も心の休まらない、つらい場所や境遇のたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「針の筵」

「針の筵(むしろ)」とは、心が休まらない居心地の悪さを表した慣用句。周囲の非難や批判にさらされ、安らぐことのできない状況で用いられます。一般的使われる言葉なので、耳にすることも多いかもしれません。

また、他者から責められるだけではなく、自責の念も含んだ言葉です。失敗をした時や居たたまれない気持ちのまま、周囲の冷遇を受けて辛い思いをする状況で「針の筵」という言葉は使われます。

「針の筵」の語源は?

次に「針の筵」の語源を確認しておきましょう。

「筵(むしろ)」とは、藁(わら)や藺草(いぐさ)といった植物を編んで作られた敷物のこと。畳が登場する前の日本ではよく用いられていました。この敷物に、もし針が植えられていたとしたらどうでしょうか。非常に居心地が悪く、心が休まらない想いをするでしょう。

「針の筵」とはこの状況を比喩表現とし、「針」を“周囲の批判や視線”「筵」を“(座らなければならないような)状況”とたとえた言葉。“針の植えられた敷物に座るような心地”や“針が敷き詰められて囲まれた状況”として使われます。

なおこの言葉は江戸時代には使われていました。当時の『世間万病回春(せけんまんびょうかいしゅん)』という談義本の中で「夫をおして居んとすれば針の筵に尻すへるがごとくしばらくも安き心はない筈也」 という一節があり、これが「針の筵」の由来とも言われています。

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