合成甘味料の安全性について
ダイエット食品やカロリーゼロ飲料は、合成甘味料の発明によって実現しました。このような部分だけを見ると、合成甘味料は夢の技術のように思われます。ですが、人工甘味料による健康被害なども報告されており、安全性に対する疑問があることも事実です。
人工甘味料の一部には、発がん性や中毒性が認められているものがあります。また、人工甘味料の過剰な摂取が原因で、味覚障害になってしまったという事例もありますよ。このような人体への影響は、ラットなどを使った動物実験や代謝のシミュレーションだけでは、明らかにならない場合もあるのです。
合成甘味料の種類
ここまで、合成甘味料の正体、メリット、デメリットなどの簡単に学んできました。ここから先は、代表的な合成甘味料を5種類紹介します。各物質がどのような成分であるのか、どのような性質をもつのか、有害性はあるのかといったことを確認していきましょう。
以下で説明する物質は、私たちが買っている食品に、添加物として入っていることもあります。正しい知識を身につけて、総合的な観点で健康に良い食品を選ぶことができるようになりましょう。
アスパルテーム
アスパルテームは、アミノ酸であるアスパラギン酸とフェニルアラニンの結合したもの(ジペプチド)を、メタノールとつなぎあわせた物質です。アスパルテームは、同じ量の砂糖に比べて100倍から200倍程度の甘みを持ちますよ。
体内で消化されると、アスパルテームはアスパラギン酸・フェニルアラニン・メタノールに分解されます。アスパラギン酸やフェニルアラニンは、人体にも含まれている物質で、安全な物質だといえますよ。一方、メタノールは失明などの原因になるような物質です。そのため、アスパルテームを過剰に摂取することは推奨されません。ですが、ペットボトル飲料を一日に数本飲む程度では、特に健康に問題はないとされているので、安心してくださいね。
ネオテーム
ネオテームは、アスパルテームの弟分であるような物質です。アスパルテームの構造の一部を、改変させることで作ることができます。ネオテームの甘みは、同じ量の砂糖の7000倍から13000倍だとされていますよ。
アスパルテームが熱に弱いことに対し、ネオテームは熱に強いという特徴をもちます。また、酸にも強いこともネオテームの特徴です。ネオテームが消化される際にも、メタノールが生成されますが、通常の使用量であれば問題ないとされています。
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