国語言葉の意味

【慣用句】「腹に据えかねる」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師が解説!

「業を煮やす」

もう一つの類義語には、「業を煮やす(ごうをにやす)」があります。事が思うように運ばないために腹を立てるという意味です。「業」は怒りの心を表す意味もあるので、怒りの心が煮えたぎっているようすから腹を立てていることにつながります。

「腹に据えかねる」や「堪忍袋の緒が切れる」は人や集団が対象となることが多いのですが、「業を煮やす」のほうは出来事や事実に対して言うことが多くなっていますよ。

「腹に据えかねる」の対義語は?

次に、「腹に据えかねる」の対義語についての説明です。我慢ならないということの反対の意味なので、我慢することや許すといった意味の表現について見ていきましょう。

「歯を食いしばる」

「腹に据えかねる」の対義語には、「歯を食いしばる(はをくいしばる)」があります。意味は、苦痛や怒り、無念に対してこらえることです。歯を噛み合わせて力を入れているようすから、我慢したりこらえたりしていることにつながっています。

「歯を食いしばる」については、基本は対象は人やグループではなく、苦痛や怒りなどの苦しみに対するものです。

「水に流す」

もう一つの対義語には、「水に流す(みずにながす)」があります。過去にあったことをすべてなかったことにしてとがめないという意味です。主に過去にあったいざこざや不手際によって迷惑をかけたことなど、主にマイナスの出来事をなかったことにするというニュアンスがあります。

また、「水に流す」のは出来事などの事実についてですが、相手があってのことなので誰との間のいざこざなのかは明確になっていますよ。

「腹に据えかねる」の英訳は?

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最後に、「腹に据えかねる」の英訳についての説明です。言語に違いはあっても、キーワードとなる単語を使って近い意味を表すことができるので、関連する表現について一緒に見ていきましょう。

「cannot put up with」

「腹に据えかねる」の英訳には、「cannot put up with」があります。直訳すると「我慢することができない」です。「put up with」は「我慢する」という熟語なので、これを否定する表現となっています。

その他、「cannot stomatch(我慢する)」や「have no patience with …(… には忍耐力が持てない)」などの表現もありますよ。

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yamato810