1.思いも寄らない試合結果に、サポーターは驚きを隠せない。
2.彼がシナリオライターになるなんて、思いも寄らなかった。
3.彼女は思いも寄らない方法で問題を解決していく。
「思いも寄らない」は、「驚き」や「動揺」といった気持ちを表す際に便利な慣用句です。主に驚愕した時に用いるとよいでしょう。
たとえば、試合で明らかに優勢な立場にいたとします。このまま試合終了時間を迎えれば、勝利は決まったようなもの。ところが、敵チームが予想を上回る快進撃をみせて、試合終了間際に続けて点が入ってしまい、最終的には負けてしまいました。「思いも寄らない展開に動揺を隠せなかった」と、心境を表すことができます。ほかにも「負けるとは思いも寄らなかった」と表現してもいいですね。自分の想像を超える出来事が起きた、もしくは意外な結末になった場合に「思いも寄らない」を使ってみてください。
「思いがけない」
「思いがけない」と「思いも寄らない」は、似ているようで若干ニュアンスが違います。「思いも寄らない」は「予期できない」こと。「思いがけない」は「予期しない」という意味になります。「できない」と「しない」では、行動で考えれば大きな違いがあるといえるではないでしょうか。
たとえば、久しぶりに昔の常連客が店に尋ねてきたとします。そのような場合に「思いがけない訪問客に驚いた」と表現することができますね。「思いも寄らない」は予想を超えることですが、「思いがけない」は予想すらしていない、もしくは考えていなかった出来事に遭遇した場合に使うことができます。「意外」だと感じた時に「思いがけない」を使ってみてください。
「思いの外」
「思いの外(ほか)」は、「思いも寄らない」と比べれば「意外性」が弱い状況で用いられることが多いといえるでしょう。「思いの外」の意味は、予想と違っていること。とくに仕事では、ある程度予想をしながら行動しているはずです。たとえば、売上を期待していなかった店舗があったとしましょう。帳簿を確認したところ「思いの外、売上が伸びていて驚いた」と表現することができますね。
また、一般的には副詞的に用いられることが多いため、「思いの外」だけで使われることはありません。「思いの外、車内は混んでいた」というように、必ず状態を表す言葉を付け加えて使うようにしてください。
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