理科生物生物の分類・進化

5分でわかる「昆虫の定義」クモやダンゴムシは昆虫ではない?理系院卒ライターが分かりやすく解説!

成虫の外部構造

羽がついている位置と枚数

足の本数

 

以上の三つから判断しています。それぞれの内容について以降の章で詳しくみていきましょう。

昆虫とはこんな生き物のこと

昆虫の体のつくりには大きく分けて三つの部分から成り立ちます。すなわち、頭部・胸部・腹部と呼ばれる部分ですね。これらの部分はそれぞれ独立した役割を果たしています。

頭部には目や触覚、口などが存在しており、通常は餌を探したり食べたりするために使わているわけです。人間の場合、花を使って匂いを探りますが、昆虫の場合は触覚がその役割を果たします。

胸部には通常6本の足と4枚の羽が生えており、運動や生命の維持活動を行うための重要な器官が集まっている部分。胸部は全部で三つの部分に分かれており、頭側から見て前胸、中胸、後胸と言います。昆虫の足はこれらの部位から一対ずつ計2本生えており、 羽は中胸と後胸に一対ずつ分担して動かすことで複雑な挙動をじつげんさせているのですね。

腹部には食べたものを消化する消化器官や気門と呼ばれる器官が存在しています。 気門とは人間でいうところの鼻や口に該当し、ここから呼吸を行うことが明らかにされました。人間でいうところのおなかの部分で呼吸をするなんて、何だか不思議ですね。

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まとめると、『体の基本構造が頭部・胸部・腹部からなり、6本の足と4枚の翅が胸部から生えている生物』を昆虫(六脚類)と分類している。しかし、全ての昆虫がこの分類に当てはまるわけではなく、一部例外も存在する。次の章では、この分類に当てはまらない昆虫について紹介しよう。

定義に当てはまらない昆虫も存在する!

前回の章では昆虫の定義について解説しましたが、全ての昆虫が定義に当てはまる訳ではありません。それでは、どんな生き物がこの定義に当てはまらないかを具体例を挙げて紹介していきます。

足が4本しかない?タテハチョウ科の蝶

image by iStockphoto

蝶の仲間にはタテハチョウ科と呼ばれるグループが存在します。人によってはツマグロヒョウモンと呼ばれる蝶を道端で見たことがあるかもしれません。名前の通りヒョウ柄の可愛らしい蝶ですね! ツマグロヒョウモンをはじめとしたタテハチョウ科のグループは、よく見ると4本の足しか存在しません。蝶の仲間のはずなので、昆虫に分類されるのは明らかなのに不思議です。実は、本来あるはずの前足が退化しているため、その役割を果たしていません。

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hamanan2014