地学岩石・鉱物理科

3分で簡単「鉱物」鉱物の定義やケイ酸塩鉱物について理系ライターがわかりやすく解説

その2:かんらん石の固溶体について

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Rob Lavinsky, iRocks.com – CC-BY-SA-3.0, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

固溶は鉱物全体としての電荷の中性を保ち、イオン半径がほぼ等しい原子が組になって置換が生じます。かんらん石では四酸化ケイ素マグネシウムと四酸化ケイ素鉄のマグネシウムイオンと鉄イオンの電荷が等しく、イオン半径もほとんど等しいことから、両者は任意の割合で固溶が可能です。このとき四酸化ケイ素マグネシウムであるフォルステライトと四酸化ケイ素鉄であるファヤライトの成分は固溶範囲の両端であるという意味で端成分と呼ばれます。上記の画像は、フォルステライトの画像です。

その3:長石の固溶体について

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Didier Descouens投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

長石では、アルバイトとよばれる曹長石とアノーサイトとよばれる灰長石を端成分とする連続的な固溶体を形成するものを斜長石とよびます。また、曹長石はアルカリ長石との間にも固溶体を作ります。これがアルカリ長石です。アルカリ長石の固溶範囲は温度が高くなるほど広くなります。アルカリ長石の例のように、固溶体の化学組成は、鉱物の成長した温度や圧力などの環境に依存するため、その鉱物の生成した場に関する重要な情報をもたらしてくれるのです。上記は画像は、曹長石の画像になります。

鉱物の研究は宇宙につながっている

鉱物の研究は宇宙につながっている

image by Study-Z編集部

鉱物が岩石を構成しています。そして地球は岩石でできているのです。さらに、水星・金星・火星に月をはじめとする衛星、そして日本の人工衛星ハヤブサが探索した小惑星も岩石で構成されています。つまり、その多くが鉱物でできているのです。なので、地球の鉱物を研究することは、他の惑星や太陽系の成り立ちの研究にも役立ちます。鉱物は人類の役に立つだけでなく多くの秘密を宿しているのです。

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