・他社に多大な迷惑をかけたということで、東京から離島へ左遷された彼は髪が真っ白になっていて、白髪三千丈な心境で過ごしていたに違いない。
・倉庫で爆発があって在庫が全滅したというから慌てて駆け付けたら、ただのボヤで、とんでもない白髪三千丈な話だった。
「九十九髪」の対義語は?
「九十九髪」の対義語は「緑の黒髪」などが考えられます。
「緑の黒髪」
「緑の黒髪」は「つやのある美しい黒髪」のこと。特に女性の美しい髪を褒めるのに使われる言葉です。
ここでの緑とは新緑や新芽のイメージから、「若くてみずみずしい」という意味を持っており、実際の緑色ではありません。やや古風な言い回しではありますが、文章などで見たときに驚かないようにしましょう。
父は、今日レジにいた緑の黒髪の女性があまりに美しかったから、明日も買い物に行きたいと言って母と姉に嫌な顔をされている。
「old woman’s gray hair」
これはそのまま「老齢の女性の白髪」というフレーズになります。日本語にあった繊細なニュアンスはありませんが、はっきりと意味を伝えることができるでしょう。
ちなみに白髪は「white hair」でも表すことができますが、「gray」の場合は完全な白髪ではなく「白髪まじりの」というニュアンスも持ちます。黒髪に白髪が混じって、疲労や年齢の表れが見て取れるイメージにもなるでしょうか。
単語を適切に使い分けられると、より意図を正確に伝えることができるでしょう。ちょっとした違いですが、押さえてくださいね。
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