「冷や水を浴びせる」
もう一つの類義語には、「冷や水を浴びせる(ひやみずをあびせる)」があります。意気込んでいる人に元気を失わせる言動をするという意味です。冷たい水をかけるということですから、かけられると驚いてモチベーションが下がることがもとになっています。
「冷や水を浴びせる」はとにかく相手にやる気をなくさせる言動をすることです。「半畳を入れる」のように相手のパフォーマンスに不満があるとは限らず、ただ気に食わない相手というだけだったり、その理由はさまざまあります。
「半畳を入れる」の対義語は?
次に、「半畳を入れる」の対義語についての説明です。非難やからかいの意味合いに対する表現なので、褒める意味合いの表現について見ていきましょう。
「持て囃す」
「半畳を入れる」の対義語には、「持て囃す(もてはやす)」があります。意味は、取り立てて褒めたり、多くの人が話題にすることです。「持ち上げて囃し立てる」というニュアンスで、実際のようす以上に褒めたり騒いだりしていることを表しています。
茶化す意味合いのある「半畳を入れる」とは逆に褒める意味合いとなっていますが、過剰な反応をするという面では共通していますよ。
「人を立てる」
もう一つの対義語には、「人を立てる(ひとをたてる)」があります。人を自分より上位において尊重するという意味です。別の意味として、使者や代理人を派遣する場合や人と人の間に仲介者を立てる場合などにも使われます。
実績や実力などから本来は自分が上に立ってもよい状況にあっても、自分は退いてある人の面目をたてるように計らうというニュアンスです。
「interrupt」
「半畳を入れる」の英訳には、「interrupt」があります。この単語の意味は、「さえぎる、中断する、腰を折る」です。もとの意味の「非難する、からかう」とは少し違いがありますが、実際にはござのようなものを投げ入れるのでさえぎる意味合いにつながります。
ほかには、「jeer at …」があり、「冷やかす、嘲笑する、野次を飛ばす」という意味です。「at」の後ろには、人や事柄などの対象をおいて表現します。
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