「半畳を入れる」の使い方・例文
「半畳を入れる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.オンライン国会中継で、エリート議員から品のない半畳を入れる声を聞いて驚いた。
2.出版社の編集仲間の結婚披露宴でスピーチをしたが、半畳を入れられ大汗をかいた。
例文については、いずれも公共の場など人が大勢集まっている場所において、非難やからかいの言葉をかけているようすを表しています。
例文1.では、国会で議員などが集まって意見や答弁、審議などがなされている場面です。指名されていない人が声を上げるのはよくないことですが、的外れの答弁や常識はずれな言葉に対して非難や茶々を入れるような声が上がることがありますね。
例文の2.のほうでは、同僚の結婚披露宴でスピーチをしている場面です。多少の野次のような声によって話す人の緊張がほぐれることもあるかもしれませんが、何事もほどほどにしておいたほうがいいですね。
「半畳を入れる」の類義語は?違いは?
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それでは、「半畳を入れる」の類義語についての説明です。「半畳を入れる」の批難やからかいの言葉をかける意味合いがある表現について見ていきましょう。
「揚げ足を取る」
「半畳を入れる」の類義語には、「揚げ足を取る(あげあしをとる)」があります。意味は、相手の言い損ないや言葉尻をとらえて非難したりからかったりすることです。もとは柔道や相撲などで相手があげた足をとらえて倒すということからきています。
相手の失敗や油断、スキなどを見つけて指摘したりすることですが、非難やからかいの意味があるので人前で指摘するイメージです。相手を想って、ミスをあとで人目につかないところでこっそり教えてあげる場合は「揚げ足を取る」とは言いませんね。
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