国語言葉の意味

【慣用句】「兜の緒を締める」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師がわかりやすく解説!

「兜の緒を締める」の使い方・例文

「兜の緒を締める」を含む例文を使って、さまざまな使い方の一部分を見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.日本の電池や電源関連の事業は成長著しい新興国に追い上げられているだけに、兜の緒を締めてさらに便利で機能が充実した製品を開発する必要がある。
2.この四半期は前年同期比で30%の増益と成功を収めており、株主や社員に利益を還元できそうだが、油断せず兜の緒を締めていきたい。

一つ目の例文では、常に油断なく取り組んでいる一方で追い上げも激しいことから、さらに警戒を強めていかなければいけないといった状況に「兜の緒を締める」を使っています。次の例文のほうは、すでに成功している状況です。うまくいっているときほど油断しやすいので、慢心のないように十分に用心していく必要があるというケースで使われています。

それぞれ、「さらに気を引き締める場面」と「成功のあとに油断をしていけないという場面」という二通りの例文でした。

「兜の緒を締める」の類義語は?違いは?

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それでは、「兜の緒を締める」の類義語についての説明です。「気を引き締める」とよく似た意味の表現がいくつかあるので、一緒に見ていきましょう。

「油断大敵」

「兜の緒を締める」の類義語には、「油断大敵(ゆだんたいてき)」があります。注意を怠れば思わぬ失敗を招くので、十分に気をつける必要であるという意味です。「油断」は抽象的な表現ですが、失敗の原因となるものなので、大きな敵だと思って警戒すべきだということに由来します。

「油断大敵」の代表例は、ウサギのカメの話です。しかし、「桶狭間の戦い」のように、油断した結果歴史が動いたケースもありますよ。

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