国語言葉の意味

【慣用句】「兜の緒を締める」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「兜の緒を締める」について解説する。

端的に言えば兜の緒を締めるの意味は「気持ちを引き締めて用心する」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に学習指導をしているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「兜の緒を締める」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

yamato810

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「兜の緒を締める」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「兜の緒を締める」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。読み方は「かぶとのおをしめる」です。意味を確認して、そのあと語源や使い方まで詳しくチェックしていきますよ。

「兜の緒を締める」の意味は?

「兜の緒を締める」には、次のような意味があります。まずは、辞書で正確な意味を確認してから、詳しい身を一緒に見ていきましょう。

1.気持ちを引き締めて用心する。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「兜の緒を締める」

兜の紐を締めなおすということから、気を引き締めること、用心すること、警戒することなどの意味合いにつながっています。

今までも一定の緊張状態ではあったものの、今後さらに気を引き締めなければならないといった意味合いで使える表現です。また、気が緩みそうな状況において、油断してはならないということで使うこともあります。この場合は、代表例として「勝って兜の緒を締めよ」という表現がありますね。

「兜の緒を締める」の語源は?

次に「兜の緒を締める」の語源を確認しておきましょう。

「兜の緒を締める」は、『平治(へいじ)物語』の一節に記されています。『平治物語』は、1159年に起きた平治の乱について書かれた軍記物で、作者は不詳となっているものです。

そこには、「大内には、定て今夜やよせんずらんとて、かぶとの緒をしめてまちあかす。」とあり、「御所では、きっと今晩のうちに押し寄せてくるだろうと、兜の緒を締めて夜が明けるまで待ち続けた」という意味になっています。敵が襲来し戦いの場となると予想されている場面でのことですから、「さあこれから気を引き締めて!」という場面ですね。

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