国語言葉の意味

【慣用句】「色をつける」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

「出血サービス」

日頃のご愛顧(あいこ)に応え、今後も引き続き自分の店で買って欲しいという願いを込めてスーパーなどが時にイベントとしてセールを行いますが、その中で「出血サービス」や「大出血サービス」と謳った(うたった)広告が出されることがあります。

「出血サービス」とは、「商売の赤字や損害を覚悟して店側が身を切り血が出る思い出で安値で客に商品を提供するセール」のことです。言い換えると、「最大限に色をつけた売り出し」ということになるでしょう。

「色をつける」の対義語は?

「色をつける」が「人情や思いやり」の気持ちから「値引きすること」や「景品やおまけをつけること」あるいは、「融通の利く様子」を意味しますので対義語は「あくまで値札どおり」、「融通の利かない様子」を示す言葉になります。それでは、対義語を見ていきましょう。

「掛け値なし」

商売や企業の目的とはひとことで言えば利益です。個人経営であればあるほど、よく買ってくれる「お得意様」(おとくいさま)を優遇しようとするのは人情でしょう。また、利益や値引きすることをあらかじめ見込んで売り値である正札(しょうふだ)を高く設定することも江戸時代以前は一般的でした。このように商売することを「掛け売り」(かけうり)「掛け値売り」(かけねうり)といいます。

一方、江戸時代も「元禄」(げんろく)(1688年-1704年)に入ると正札(値札)どおりに現金取引で商品を売る店が誕生しました。呉服店の三井越後屋(みついえちごや)です。正札どおりでの売買が開始されたことで、店側も客側も価格のネゴをすることもなく、誰でもが均一な価格で物を買うことができるようになっていきました。「適正以上の利益」や「値引き」を見込まず正札の値段で売ることは、「掛け値なし」(かけねなし)と呼ばれるようになっていったのです。

「頑固一徹」

「色をつける」が「場面に応じて臨機応変に動き、融通が利くことや人」の意味を含むのに対して、反対のことばは、「融通の利かない人や性格のこと」になりますね。それを表すピッタリの言葉に「頑固一徹」(がんこいってつ)があります。

「頑固一徹」は、「一度、自身の心の中で決めると、他人や周りの人がどう言おうが、アドバイスや意見に耳を貸すことなく、自らの考え方や態度、行動を貫き通す性格や人」のことです。

実は、「頑固一徹」の「一徹」(いってつ)は、戦国の武将、稲葉一徹(いなばいってつ)の名前が由来だと言われています。稲葉一徹の頑固さは際立っていて、あの魔王、織田信長(おだのぶなが)に仕えていたときも、信長に反対を申し出ることができた数少ない家臣であったと伝えらているのです。

「色をつける」の英訳は?

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「色をつける」には、「彩色をする」という意味以外にも「おまけをつける、値引きする」や「融通を利かす」などの意味がありました。それではこれらの意味にあたる英語を見ていきましょう。

「To give something extra」

「おまけをつける」を英語で伝える際のわかりやすい表現のひとつに「To give something extra」があります。「extra」(ékstrə)は、「余分のもの」という名詞であり、「おまけ」の意味としても通じるのです。「To give something extra」で、「なにかおまけをつけること」という意味になります。

また、金融業界や旅行業界では、既に日本語にもなっている「ギブアウェイ」(giveaway)も「おまけ」という意味で十分通じる単語ですね。「Giveaway」は販売を促進するための「景品」「サービス品」「無料サンプル」の意味で広く使われています。

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