国語言葉の意味

【慣用句】「色をつける」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

「色をつける」の使い方・例文

次に「色をつける」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.皆さん、写生の時間も限られていますからスケッチの終わった人から色つけを始めてくださいね。
2.筆と硯(すずり)だけじゃ字は書けないだろうから、色をつけてこの墨(すみ)と紙はおまけにしておくよ。
3..せっかくの晴れ着だからいいものを買いたいのだけれど、この着物に帯や腰ひもを加えると予算をオーバーしちまうよ。少し色をつけてくれないかい

「色をつける」は、買い手側、売り手側どちらが言い出してもよい言葉なのです。

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「色をつける」は、ひと昔前、昭和の時代には、問屋と小売店との間で価格や値引きの交渉でよく使われていたことばだ。「色をつける」の他にも「おまけして」「お勉強して」という表現もよく使われていた。値引きをせまられた店側の方も「もう少したくさん買ってもらえたら値引きするよ」や「この価格で限界だよ。勘弁(かんべん)して」などと臨機応変(りんきおうへん)に対応していた。「売る方」も「買う方」もコミュニケーションで「値引き劇場」を演じていたところもあり、こんな言葉が街に飛び交っていた時代は日本がもっとも活気のある時代でもあったんだ。

「色をつける」の類義語は?違いは?

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それでは、「色をつける」の類義語を見ていきましょう。

「おまけする」

「色をつける」の類義語のひとつに「おまけする」という用語があります。「おまけ」はもともとは「御負け」という漢字があてられ、文字通り商人が客との価格交渉に負けて値下げするという意味で使われていましたが、大正時代に入るとお菓子などの商品に子ども向けの指輪のおもちゃやシールなどの豆玩具(まめがんぐ)をつけて「おまけつき菓子」として販売し始めると子供たちの中でヒットしました。この売り方にヒントを受けてアイスクリームバーの棒に「当たり」「はずれ」が刻印され、「当たる」ともう1本もらえるという類似の商品の売り方も増えていきました。

「おまけする」とは、現在では、その商品以外にも客に喜ばれるものを無料で提供することを意味するようになりました。「おまけする」は現在、「色をつける」行為の一つの方法として考えられています。

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