国語言葉の意味

【慣用句】「色をつける」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「色をつける」について解説する。

端的に言えば色をつけるの意味は「おまけをつけたり値引きすること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好きで歴史好き、名古屋出身で5年間のライター経験を持つeastflowerを呼んだ。一緒に「色をつける」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/eastflower

今回の記事を担当するのは語学好きで英語、中国語が得意な5年目のライター、eastflower。「色をつける」の言葉の起源やどんな場面で使えるのかをわかりやすく解説していく。

「色をつける」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「色をつける」(いろをつける)の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「色をつける」の意味は?

まず、「色をつける」の国語辞典の意味から見ていきましょう。
「色をつける」の「つける」は「ひらがな」で記載される場合も「漢字」で「付ける」と表記される場合の両方がありますが、意味は同じ意味です。

1.商いなどで、おまけをつけたり、値を引いたりする。 
2.事に際して融通をきかす。

出典:大辞林 第三版(三省堂)「色を付ける」

「色をつける」の「色」(いろ)には、さまざまな意味がありますが、普段の生活の中で「色をつける」と言った場合、「色彩する」「着色する」「染色する」の意味で使う場合が多いのではないでしょうか?幼い時からクレヨンやクレパスで「色をつけ」、小学校に入ると絵の具で「色をつける」ことを授業で学びますよね。

しかし、コンピューターグラフィクスの技術が進んだ現在、パソコンの画面に並んだ色見本をクリックするだけで好きな色が選択できますし、着色できる範囲もあらかじめ指定できますね。背景色をグラデーションや縞模様やあなたの望む技法機能のボタンを押せば思い通りに描写でき、いつでも画像情報を保存やコピーができて簡単に訂正することもできるようになりました。

しかし、「色をつける」には「色彩を表現する」という意味の他にも、「愛想がよい」という意味で使われ、例えば、「色よい返事をお待ちしております」はよく使われる表現で、好ましい答えを待っているという意味ですよね。他にも「色」は「男女の交わり」や「美しさ」としての意味も持っています。

加えて「色」は、「人情味のあるさま」「思いやりの気持ち」「情愛」など人の心の内部の情愛を意味することもありますね。「色をつける」は、「情愛」や「思いやりの心」を「おまけすること」や「価格を値引きする」という具体的な行為で表すことを意味する場合もあります。それらから発展して全体的には「物事において融通をきかせる」という意味として広く使われるようにもなっていきました。

「色をつける」の語源は?

次に「色をつける」の語源を確認しておきましょう。

ある機関の研究によれば、「色」(いろ)は母方(ははがた)に由来する親族を呼ぶことばで、母親のことを「いろは」、同じ母から生まれた兄弟(異父兄弟)のことを「いろせ」と呼んでいたそうです。それに起因して「色」(いろ)とは「男女関係のこと」「美しさ」を示す用語として使われるようになり、やがて色彩を示す言葉にもなっていったと考えられています。

今回のキーワードである「色をつける」の「色」のように「情愛」や「思いやりの心」という意味で使われるようになったのもかなり昔からであり、「平家物語」(へいけものがたり)「徒然草」(つれづれぐさ)の中でも「思いやりに満ちた心」という意味で「色」が使われているのです。

日本の漢字の多くが中国起源ですが、中国語で「色」は、「颜色(yánsè)」(イエンスゥー)になります。「顔色」(かおいろ)と書いて日本語の「色」となる点がおもしろいですね。

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