国語言葉の意味

【慣用句】「矢面に立つ」の意味や使い方は?例文や類語を本の虫ライターがわかりやすく解説!

「矢面に立つ」の使い方・例文

「矢面に立つ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.不祥事により、責任者が矢面に立たされている。

2.矢面に立つと決心したはずの上司が、雲隠れしてしまった。

3.真相が究明されていない状態で、矢面に立つべきではない。

「矢面に立つ」は、自ら敵の矢を受け止めにいく場合にだけ使うとは限りません。本来であれば、不祥事を起こした場合、プロジェクトの責任者が「矢面に立つ」のが一般的といえます。しかし、本人が責任を取りたくないことから、逃げ回っていたとしましょう。そのような場合に「矢面に立つはずの上司が、質問を拒否している」などと表現してもよいですね。

また、近年では、些細な出来事に対しても世間が過敏に反応し、代表者を激しく非難することがあります。そのような状況では、大抵は誤解を解くために、記者会見などで真実を話すことが多いのではないでしょうか。ただし、安易に「自分たちが悪い」と認めてしまうと、関係者が傷つくだけの結果で終わるかもしれません。「今は矢面に立つべきではない」と、アドバイスとして使うこともできます。誰が責任をとるべきなのか、明確になった場合に「矢面に立つ」を使ってみてください。

「矢面に立つ」の類義語は?違いは?

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では、「矢面に立つ」の類義語をみていきましょう。

「難局に立つ」

「難局(なんきょく)」とは、困難な局面のこと。すなわち、重大な問題が迫っており、処理が難しくなっている場面を差しているといえますね。そのため「難局に立つ」とは、処理が難しい状況に立っているといえます。これからどのように進むべきか、それとも解決する方法はあるのか、非常に頭を悩ませている状態といえるでしょう。

「矢面に立つ」は、抗議を受ける立場のことでしたが、「難局に立つ」は、問題が解決できず立ち往生している状況といえます。しかし、難局に直面したとしても、解決策によっては状況が良くなるかもしれません。「難局に立つ」ことは、ある意味チャンスでもあり、決して悪いことばかりではないといえますね。

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