国語言葉の意味

【慣用句】「矢面に立つ」の意味や使い方は?例文や類語を本の虫ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「矢面に立つ」について解説する。

端的に言えば「矢面に立つ」の意味は「非難を受ける立場に立つこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

年間60冊以上本を読み込んでいるヤマゾーを呼んだ。一緒に「矢面に立つ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマゾー

ビジネス本を中心に毎年60冊読破。本を通じて心に響く生きた日本語を学ぶ。誰にでも分かりやすい説明で慣用句を解説していく。

「矢面に立つ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「矢面に立つ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「矢面に立つ」の意味は?

「矢面に立つ」には、次のような意味があります。

抗議・質問・非難などを受ける立場に立つ。 

出典:大辞林 第三版(三省堂)「矢面に立つ」

「矢面(やおもて)」とは、非難や抗議をまともに受ける立場のこと。そのような場所に「立つ」わけですから、「矢面に立つ」ということは、いかに勇気がいることか想像できるのではないでしょうか。たとえば、会社がなにか不祥事を起こした場合、上司やプロジェクトチームのリーダーなど、責任者が記者会見で質問に答える姿をニュースでみたことがあるかと思います。あのような役を務めることを「矢面に立つ」と表現することができますね。

また、「矢面に立つ」のは責任者だけとは限りません。とくに、組織で物事に取り組む場合、たった一人の社員の行動によって、世間を騒がす問題に発展するとは考えられません。つまり、問題を起こした張本人でなかったとしても、身代わりとなって質問に答える場合も十分にあり得るということです。組織を守るために、自ら敵の盾となる。そのような行動が「矢面に立つ」といえるでしょう。

「矢面に立つ」の語源は?

次に「矢面に立つ」の語源を確認しておきましょう。「矢面」の本来の意味は、敵の矢が飛んでくる正面のこと。そのため「矢面に立つ」とは、敵が放った矢から仲間を守るために、正面から立ちはだかる様子を差していました。しかし、当たり前のことではありますが、現在は戦国時代ではありません。「矢」が「非難」や「抗議」へと変化し、相手の攻撃を真正面から受ける立場のことを「矢面に立つ」というようになったのです。つまり、自分の背後に守るべきものがあるからこそ、「矢面に立つ」といえますね。

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