地学地質・歴史理科

5分でわかる「地層」地層のでき方や化石年代について理系ライターがわかりやすく解説

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地層は常に古いほうから順番になっているわけではなく、切れたり曲がったり、ある時代の地層がなかったりするのが普通だ。その不整合の存在自体も過去を推定する重要な証拠となる。

化石年代

image by iStockphoto

地層を調べる上で重要なものが化石です。化石とはもちろん生物の死骸が残ったものになります。生物は非常に多種多様であり進化もしますので、化石によって年代の特定やその化石が存在したときの周辺環境の特定が可能になるのです。

その1:化石年代の時代区分

地層の上下関係と古生物の発生・絶滅や進化をもとにした地球の地質時代区分は化石年代、もしくは相対年代といい、古いほうから大きく先カンブリア時代・古生代・中生代・新生代に分けられています。

代はそれぞれ紀という単位に分けられ、紀はさらに世に細分されるのです。かつては、古生代より古い時代には化石はほとんど産出しないと考えられ、先カンブリア時代と一括にされていました。しかし、放射年代測定法の出現により、先カンブリア時代は古いほうから、冥王代・始生代・原生代に分けられ、最近ではさまざまな微小化石やバクテリア化石が先カンブリア時代の地層から報告されています。

その2:示準化石

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United States Geological Survey – http://pubs.usgs.gov/gip/geotime/fossils.html, パブリック・ドメイン, リンクによる

時代区分に使われる、特定の時代の地層にのみ含まれる化石を示準化石、もしくは標準化石と言います。示準化石は、産出数が多く、生存期間が短い、またいろいろな環境に適応できる生物が適しているのです。古生代の三葉虫、中生代のアンモナイトや恐竜、新生代のゾウやウマなどが代表的な示準化石になります。上記の画像は、代表的な示準化石の画像です。

その3:化石年代

生物には一般にそれぞれに適した生息環境がありますが、ある限定された環境で生存するものもあります。そのような生物が、死後その場所から遠くに運ばれずに埋没して化石化すると、その化石の産出により、それを含む地層の堆積環境、つまり気温や水温や海水深度などを知ることができるのです。このような、地層の堆積環境を知るのに有効な化石を示相化石といいます。暖かい浅い海に生息するサンゴはその代表例です。

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生物の死骸である化石は、年代の特定や環境の推定に非常に役にたつぞ。

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tohru123