国語言葉の意味

【慣用句】「夢の跡」の意味や使い方は?例文や類語などを現役塾講師がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「夢の跡」について解説する。

端的に言えば夢の跡の意味は「現実のむなしさのこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

10数年間、中高生に学習指導をしているライターヤマトススムを呼んだ。一緒に「夢の跡」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヤマトススム

10数年の学習指導の経験があり、とくに英語と国語を得意とする。これまで生徒たちを難関高校や難関大学に導いてきた。

「夢の跡」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「夢の跡」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。読み方は「ゆめのあと」です。まずは意味を正確に確認してから語源などの詳しい内容をチェックしていきますよ。

「夢の跡」の意味は?

「夢の跡」には、次のような意味があります。最初に、辞書の意味を確認してから、細かくチェックしていきましょう。

1.夢のように消えうせた所。現実のむなしさをいう。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「夢の跡」

「夢のように消えうせた所」とは、ひとつは睡眠中に見た夢が目が覚めて現実ではなかったことに気付かされることととらえることもできます。

もう一つは、現実に存在した活気のあった場所などがなくなってしまったという意味です。現実にあったものが賑やかであったり規模が大きいものであるほど、なくなっていることへのギャップが大きくなり、「夢の跡」という表現にぴったり合いますね。

「夢の跡」の語源は?

次に「夢の跡」の語源を確認しておきましょう。

「夢の跡」は、松尾芭蕉(ばしょう)による『おくのほそ道(奥の細道)』という作品の中で詠んだ俳句に由来します。江戸時代の元禄期に著された『おくのほそ道』は俳句を交えた紀行文であり、冒頭の「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」という文は有名です。

その句とは「夏草や兵どもが夢の跡」で、芭蕉が奥州平泉を訪ねたときに詠まれました。奥州藤原三代が栄華を誇った地を見て、草が生い茂るばかりで跡形もないことに感慨深い気持ちを表現した句です。今となっては、この地を見た者が頭の中に描くことしかできないわけですね。

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