理科生物学

5分で分かる「動脈」と「静脈」血液はどのように全身に運ばれる?毛細血管って?東大生物学科卒が分かりやすく解説

毛細血管の機能と特徴

毛細血管の機能は、抹消の組織の隅々までに酸素や栄養素を運搬すると同時に、不要になった老廃物を回収することです。

動脈は、抹消までたどり着くと細動脈と呼ばれる細い血管へと分岐していきます。これが毛細血管とつながることで、心臓から押し出された血液が長い旅を終えて各組織に運ばれるというわけです。毛細血管は静脈とも結合していますが、この結合したての細い静脈のことを細静脈と呼びます。細静脈は心臓へ向かうにつれて他の細静脈と合流し、より太い静脈へと形を変えていくのです。

また、毛細血管は、動脈や静脈が3層の構造でできていたのに対し、1層の構造からなっており、これにより各組織とスムーズに物質交換ができるようになっています。

毛細血管のもう1つの特徴は、その呼び名の通り、非常に細い血管であるということです。太さは5マイクロメートルから20マイクロメートルとされており、一番太い動脈の太さが2センチメートルから3センチメートルあることと比較すると、その細さがより際立って分かるでしょう。

毛細血管ですが、これは動脈や静脈と抹消の各組織の間で物質の交換を行う役割がありました。必要なものは動脈から組織へ運搬され、不要なものは静脈へと排出されるというわけです。

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毛細血管は動脈と静脈を繋ぐことで、抹消の組織との物質交換に役立っているんだな。

image by Study-Z編集部

動脈 → 3層構造・弾力性に富む・酸素、栄養素を運ぶ・流れるのは動脈血

静脈 → 3層構造・弾力性が乏しい・二酸化炭素・老廃物を運ぶ・流れるのは静脈血

毛細血管 → 1層構造・動脈と静脈を末端でつなぐ・細胞と直接物質の交換を行う

動脈・静脈・毛細血管について調べてみよう!

今回は、動脈、静脈に加え、それを連結する毛細血管について、それぞれの特徴や役割に触れながら解説しました。役割に応じて様々な機能を持っている点は、非常に興味深いことではないでしょうか。

全身どのように血液が循環しているかについて、この記事で少しでもご理解いただけると嬉しいです。

イラスト使用元:いらすとや

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