国語言葉の意味

【慣用句】「袖にする」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師がわかりやすく解説!

おれも今日でお払い箱かと言って寂しそうに辞めていった課長だが、今では大手出版編集のアルバイトで元気に働いているらしい。

「袖にする」の対義語は?

「袖にする」の対義語は「胸襟(きょうきん)を開く」などがいいでしょう。

「胸襟を開く」

「胸襟を開く」は「心のうちを全て打ち明けること」。そもそものコミュニケーションを断っている「袖にする」とは、逆に意味合いになりますね。

「胸襟」はあまり耳にしない言葉ですが、これは漢字の通り「胸と襟(えり)」のこと。きっちりと胸の上までボタンが留まっているような服を着ていたら、堅くて心を許さない印象ですね。それが「胸襟を開いて」、打ち解けるイメージです。

この言葉もまた衣服に関する慣用句。人々の生活と言葉が密接に関わっていることがわかりますね。

入社以来、あの同期とはずっとお互いにそっぽを向いて無関心を装っていたライバル関係だったけど、転勤が決まって初めて胸襟を開いて話すことができた。

「袖にする」の英訳は?

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「袖にする」の英語訳は「treat ~ coldly」がいいでしょう。

「treat ~ coldly」

「treat ~ coldly」は直訳すれば「~を冷たく扱う、冷遇する」。日本語の「袖」にあったニュアンスは伝わりにくくなってしまいますが、人や物に対して広く使うことができまるフレーズです。英文を訳す場合は、どんな風に冷たくされているのか、前後の文脈から読み取りましょう。

もっと直接的に「恋人を捨てる」と言いたければ「jilt」という単語もあります。ただ、あまり耳慣れない表現だったり、正確には「恋人を捨てる女性」に意味が限定されているなど、やや使いにくい言葉です。参考までに覚えておきましょう。

\次のページで「「袖にする」を使いこなそう」を解説!/

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