
「大見得を切る」の使い方・例文
それでは、「大見得を切る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.その場の雰囲気でこの書類整理は一人でやれると大見得を切ってしまったが、今は後悔している。
2.酒の勢いもあって、「ここの支払いはオレが」と大見得を切ってしまったが、明日からのお小遣いどうすればよいのだろう。
3.「インタビューだから強気で」というアドバイスもあって「必ず優勝してみせます」と大見得を切って答えてしまったが、逆にプレッシャーになってしまった。
「大見得を切る」のは、その場ではカッコイイ思いをするかもしれませんが、あとで考えてみるとマズカッタと思い返すようなこともしばしば起こります。
「顕示する」
「大見得を切る」に近い意味を持つ言葉のひとつに「顕示する」(けんじする)があります。
「顕示する」の「顕」(けん)には、「はっきりと目立つ」や「隠れていたものを明らかにする」という意味があり、「示」(じ)には、「わかるようにはっきりと見せる」や「実際に物を出して見せる」という意味があり、「顕示する」全体でも「わかるようにはっきりと示す」という意味になるのです。「大見得を切る」も「大げさな態度で外に見せる態度」ですから、この点で類義語のひとつとして考えられます。
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