この記事では「質量パーセント濃度」について、登録者数95万人の人気講師YouTuber「とある男が授業をしてみた」の授業をもとに記事にまとめたぞ。

動画内でとある男さんも話しているが、質量パーセント濃度は苦手とするやつが多い内容です。キーワードや公式を使いこなせるよう、丁寧に学習していこう。

ライターのオノヅカユウともに、動画の内容をわかりやすく解説していく。

ライター/小野塚ユウ

この記事の「とある男が授業をしてみた」×「ドラゴン桜」のコラボ記事執筆を担当。自身も大学での研究経験を活かし、現役講師として活動している。

登録者数95万人の人気講師YouTuber「とある男が授業をしてみた」とコラボ!

今回の記事は、人気講師YouTuberの再生回数41万回の授業をもとにまとめています。ほかにも中学生・高校生向けのわかりやすい授業が多いので、ぜひ見てくださいね。

溶媒・溶質・溶液とは?

溶媒・溶質・溶液とは?

image by Study-Z編集部

質量パーセント濃度を学ぶためには、まず「溶媒(ようばい)」「溶質(ようしつ)」「溶液(ようえき)」という3つの言葉を確実に覚えなくてはいけません。

ある液体に他の物質を混ぜてるとき、物質をいれる液体の方を「溶媒」、混ぜ合わせる物質のことを「溶質」といいます。溶媒に溶質を混ぜてできた液体が「溶液」です。

たとえば、水に砂糖を溶かして砂糖水をつくる場合。溶媒は水、溶質は砂糖、できた砂糖水が溶液ということになります。

科学の実験では、様々な溶媒や溶質を合わせて、溶液をつくります、溶媒として水をつかう以外にも、アルコールや油を使うこともあるんです。

「溶媒=絶対に水」というわけではないので、溶液と水溶液という言葉はしっかり使い分けましょう。

溶質も、砂糖や塩のような粉末を使うこともあれば、別の液体を溶質として使うこともあります。

質量パーセント濃度の公式

上の3つの言葉を覚えたうえで、質量パーセント濃度の公式を学びましょう。

質量パーセント濃度の単位は%(パーセント)。公式は以下のようになります。

質量パーセント濃度 [%]  =(溶質 [g] / 溶液 [g])×100

\次のページで「溶液の濃さは場所によって違う?同じ?」を解説!/

溶質の質量を、溶液の質量で割って、100をかけたものが質量パーセント濃度ということです。

とある男さんは『”えき(溶液)”分の”しつ(溶質)”、かける100』と覚えると良い、と話していますね。何度も唱えて暗記しましょう。

溶液の濃さは場所によって違う?同じ?

ポイントとして、とある男さんは「時間がたったあとの砂糖水の濃さ」についてもお話ししています。砂糖水の中の濃さは全体的にだんだん均一になり、時間がたっても下の方が濃くなることはありません

image by Study-Z編集部

計算問題を練習してみよう!

それでは、動画にしたがって2つの練習問題を解いてみたいと思います。

練習問題1

水210gに砂糖40gをとかしたときの質量パーセント濃度は?

まずは、求めたい数字をxとおきましょう。この問題では質量パーセント濃度をもとめたいので、先ほどの公式の質量パーセント濃度のところをxとします。

x = (40 / 1250 )×100
x = 16 [%]

\次のページで「練習問題2」を解説!/

答えは16%。公式に当てはめれば、きちんと解けますね!

練習問題2

質量パーセント濃度が18%の砂糖水を750gつくるには、砂糖と水をそれぞれ何gずつ混ぜればいい?

この問題は、先ほどのものよりもすこし難しめです。砂糖と水、つまり溶質と溶媒両方の質量を求めなくてはいけません。

このような問題の場合は、まず「溶質をxとおく」ことを覚えてください。公式の中に溶質の質量はあるけれど、溶媒の質量はありません。仮に、溶媒(この問題であれば水)の質量だけを聞かれたとしても、まずは溶質の質量をxとおき、計算しましょう。

問題文の数字と「溶質の質量=x」を公式に当てはめてみます。

18 = ( x / 750 )×100
x = 135 [g]

溶質=砂糖の質量が135gとでました。

では、溶媒=水の質量は、どうしたらよいのでしょうか?これは、『溶液の質量[g] - 溶質の質量[g]』をすることで求められます。

そもそも、溶液の質量というのは、溶媒と溶質の質量の合計になっているはずだからです。

\次のページで「質量パーセント濃度の計算は本当に重要!」を解説!/

溶液の質量[g] = 溶媒の質量[g] + 溶質の質量[g]

今の問題であれば、750-135= 615[g]。

よって、砂糖135gと水615gをまぜると、質量パーセント濃度18%の砂糖水750gがつくれる、ということがわかりました。

このように、溶媒の質量を先にもとめ、あとから溶媒の質量を引き算で出すのがコツです。

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質量パーセント濃度の計算は本当に重要!

今回学んだ質量パーセント濃度は、高校の化学基礎でも勉強します。この計算ができないとテストで点が取れない!というくらい、とても大切な内容なんです。

さらに質量パーセント濃度の計算は、高校だけでなく、大学や社会人になってからも、普段の生活でも使うことがあります。

質量パーセント濃度をまだ習っていない、という皆さんは動画を見て予習しておきましょう。これができるかできないかが、大きな差になります。

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1分でわかる質量パーセント濃度の公式や求め方!基本を登録者数95万人人気講師がわかりやすく解説

この記事では「質量パーセント濃度」について、登録者数95万人の人気講師YouTuber「とある男が授業をしてみた」の授業をもとに記事にまとめたぞ。

動画内でとある男さんも話しているが、質量パーセント濃度は苦手とするやつが多い内容です。キーワードや公式を使いこなせるよう、丁寧に学習していこう。

ライターのオノヅカユウともに、動画の内容をわかりやすく解説していく。

ライター/小野塚ユウ

この記事の「とある男が授業をしてみた」×「ドラゴン桜」のコラボ記事執筆を担当。自身も大学での研究経験を活かし、現役講師として活動している。

登録者数95万人の人気講師YouTuber「とある男が授業をしてみた」とコラボ!

今回の記事は、人気講師YouTuberの再生回数41万回の授業をもとにまとめています。ほかにも中学生・高校生向けのわかりやすい授業が多いので、ぜひ見てくださいね。

溶媒・溶質・溶液とは?

溶媒・溶質・溶液とは?

image by Study-Z編集部

質量パーセント濃度を学ぶためには、まず「溶媒(ようばい)」「溶質(ようしつ)」「溶液(ようえき)」という3つの言葉を確実に覚えなくてはいけません。

ある液体に他の物質を混ぜてるとき、物質をいれる液体の方を「溶媒」、混ぜ合わせる物質のことを「溶質」といいます。溶媒に溶質を混ぜてできた液体が「溶液」です。

たとえば、水に砂糖を溶かして砂糖水をつくる場合。溶媒は水、溶質は砂糖、できた砂糖水が溶液ということになります。

科学の実験では、様々な溶媒や溶質を合わせて、溶液をつくります、溶媒として水をつかう以外にも、アルコールや油を使うこともあるんです。

「溶媒=絶対に水」というわけではないので、溶液と水溶液という言葉はしっかり使い分けましょう。

溶質も、砂糖や塩のような粉末を使うこともあれば、別の液体を溶質として使うこともあります。

質量パーセント濃度の公式

上の3つの言葉を覚えたうえで、質量パーセント濃度の公式を学びましょう。

質量パーセント濃度の単位は%(パーセント)。公式は以下のようになります。

質量パーセント濃度 [%]  =(溶質 [g] / 溶液 [g])×100

\次のページで「溶液の濃さは場所によって違う?同じ?」を解説!/

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