国語言葉の意味

【慣用句】「腰が抜ける」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しく解説!

神経障害による腰痛か腰を支える筋肉が弱ってしまったのか、祖父はすっかり腰が抜けていて独りで立ち上がることすらままならない状況にある。

足立区の北千住にあるサロンで見かけた外国人の姿にすっかり腰が抜けてしまい、恥ずかしいことに整骨院へ向かうのにタクシーを呼んでしまった。

妻には腰椎を支えるゴムベルトの着用が常時求められると聞いて、私の方もこれからの通院のことなどを考えるとすっかり腰が抜けてしまった。

「腰が抜ける」という慣用句を見聞きした場合には、先ほど解説したどの意味・用法にあてはまるのかを考える必要があります。一番目の例文でキーワードとなるのが「腰痛」や「立ち上がる」という言葉です。

同時に「驚き」を感じさせるような描写はどこにも存在しないところにも注意しておきましょう。これらを考え合わせると、先ほどの説明にある1の用法に当てはまることが分かります。

それとは対照的に二番目の例文では、外国人の姿に驚いていることが読み取れるのではないでしょうか。したがって、これは2の用法に当てはまるといえそうです。

最後の例文では、旦那さんと思われる人の気力がなえている様子がうかがえます。また、本人の腰に何らかの障害があるわけでもなさそうなので3の用法であるといえるでしょう。

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ここまでの解説で「腰が抜ける」の意味や用法が理解できたんじゃないかな。

では、引き続き類義語や対義語、英語表現についても一気に押さえていくぞ。

#2 「腰が抜ける」の類義語は?違いは?

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ところで、「腰が抜ける」と意味のよく似た慣用句にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、その中でも「驚いて立ち上がれない」という意味に焦点を当てて考えてみます。

「声を呑む」

「声を呑む」は、「腰が抜ける」の類義語の中でももっとも典型的なものだといえます。この慣用句が表すのは、驚きや緊張のあまり声が出ない様子です。

また、「息を吞む」や「言葉を呑む」といった、ほぼ同様の意味をもった表現もあります。人間、本当にびっくりしたときには声が出なくなったり呼吸が上手くできなくなったりするものですよね。

「耳を疑う」

「耳を疑う」もまた、「腰が抜ける」と似た意味を持った慣用句の一つです。この慣用句には、思いがけない発言を耳にして間違いではないかと疑うという意味があります。

たしかにそういったセリフが聞こえてきたものの、その内容が信じられずに驚いている様子が自分の「耳を疑う」という表現につながっているのでしょうね。では、これらの類義語を用いた例文をチェックしてみましょう。

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