「阿吽の呼吸」:一緒に物事をするときの互いの気持ちが一致
「阿吽の呼吸」は「あうんのこきゅう」と読みます。「阿(あ)」は口を開いて息を出すこと、「吽(うん)」は息を吸って口を閉じることで、「阿吽」は息の出入りのことです。「阿吽の呼吸」は「二人以上で一緒に物事を行うときの、互いの微妙な気持ちや調子」「その間合いを巧みにつかむこと」を意味していますよ。
こちらの記事もおすすめ
【慣用句】「阿吽の呼吸」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社ライターがわかりやすく解説!
「つうかあ」:お互いに気心が通じ合っている
「つうかあ」は「つうと言えばかあ」を縮めた言葉。意味は「お互いに気心が通じ合っていて、ちょっと話をすれば相手が言おうとしていることがわかる」という意味です。「彼と彼女はつうかあの仲だ」という使い方をします。「つうかあの仲」になると、彼が得た情報はたちまち彼女に筒抜けになりますよ。
「以心伝心」:無言のうちに心が通じ合う
「以心伝心」は主に禅宗で用いられる仏教用語で、「言葉で表せない悟りや心理を心から心へ伝える」という意味です。転じて「無言のうちに心が互いに通じ合う」「わざわざ言葉で説明しなくても、自然に相手に通じる」「言葉では説明できない微妙な事柄を相手に伝える」ことを表現する言葉になりました。
訓読みにすると「心を以て心に伝う(こころをもってこころにつたう)」です。「意心」ではなく「以心」ですので注意しましょう。
こちらの記事もおすすめ
【四字熟語】「以心伝心」の意味や使い方は?例文や類語も含めてセンター国語190点オーバーの古典・歴史マニアがわかりやすく解説
「反りが合わない」:相性が合わない
「反り」とは「刀身の湾曲」のこと。刀の湾曲の度合いと刀を入れる鞘の湾曲の度合いが合っていないと、刀はうまく鞘におさまりません。そこから転じて「反りが合わない」は「相性が合わない」「人と人の仲がしっくりしない」という意味になりました。ちなみに、反りが合わなくて仲違いしていた人たちが元の関係に戻ることを「元の鞘に収まる」と言います。
こちらの記事もおすすめ
なぜ“反り”なんだろう?「反りが合わない」の意味や語源、類義語などを院卒日本語教師がわかりやすく解説
「息が合う」の英訳
次は英語で「息が合う」をどのように表現するか見ていきましょう。
\次のページで「「in synchronization with」:息が合う」を解説!/