この記事では「耳をすます」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「listen carefully」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「耳をすます」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「耳をすます」の意味と使い方は?

「耳をすます」は、「耳を澄ます」とも表記し、慣用表現としてよく使われています。

それでは、「耳をすます」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「耳をすます」の意味

「耳をすます」には、次のような意味があります。

聞こうとして注意を集中する。耳をそばだてる。「―・して鳥の声を聞く」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「耳を澄ます」

「耳をすます」の使い方・例文

「耳をすます」とは、ボリュームが小さかったり周りの音がうるさくて聞き取りにくかったりする声や音を、集中して聞き取ろうとするという意味です。

次に「耳をすます」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.耳をすますと、小鳥のさえずりが聞こえてくるよ。
2.BGMの音量が大きすぎて、いくら耳をすましても彼の話がよく聞こえなかった。

\次のページで「「耳をすます」の英語での表現は?」を解説!/

「耳をすます」の英語での表現は?

image by iStockphoto

日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。

「耳をすます」の「すます」は、注意や意識を集中するというような意味があります。ここからどのような英訳になるのかを考えてみましょう。

「耳をすます」の英語表現

「listen carefully」が「耳をすます」という意味でよく使われています。

「listen」は「聞く」という意味の動詞、「carefully」は「注意深く」という意味の副詞だというのは、中学校や高校で習いましたね。つまり「listen carefully」で、「注意深く聞く」「耳をすます」という意味になります。

1.I listened carefully to what the teacher said.
私は先生のおっしゃることに、耳をすました。

2.Please listen carefully to me, or you'll be in trouble later.
耳をすまして私の話を聞いてください、さもないと後から困りますよ。

3.I listened carefully, but could hear nothing.
私は耳をすましたが、何も聞こえなかった。

「listen carefully」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

「耳をすます」の「耳」は、英語では「ear」ですね。そこで次に「ear」を使った表現について考えてみましょう。

似た表現その1「strain one's ears」

言い回しは異なりますが、「strain one's ears」を使っても同じような意味を表現することができます

「strain」には、「精一杯働かせる」などの意味があり、「strain one's ears」を直訳すると「耳を精いっぱい働かせる」。つまり「耳をすます」という意味になります。

\次のページで「「耳をすます」を英語で言ってみよう」を解説!/

1.My father strained his ears to hear the president.
父は社長の話を聞こうと耳をすませた。

2.I should have strained my ears to catch some English words.
私は英単語を聞き取るために、耳をすますべきだった。

3.He was not straining his ears while his boss was making a speech.
彼は上司がスピーチをしている間、耳をすましていなかった。

「耳をすます」を英語で言ってみよう

この記事では「耳をすます」の意味・使い方・英訳を説明しました。「listen carefully」や「strain one's ears」以外に、「all ears」という表現も「耳をすます」という意味になります。「I'm all ears」というと「全身が耳」という意味になりそうですが、そのくらい集中して聞いているという意味です。ただしこの表現は、「全身が耳になるぐらい興味がある(ので耳をすましている)」という意味になるので、噂話などを聞く場合などによく使われています。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「耳をすます」は英語でどう表現する?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「耳をすます」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「listen carefully」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

個別指導塾で受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「耳をすます」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ

個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。

「耳をすます」の意味と使い方は?

「耳をすます」は、「耳を澄ます」とも表記し、慣用表現としてよく使われています。

それでは、「耳をすます」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「耳をすます」の意味

「耳をすます」には、次のような意味があります。

聞こうとして注意を集中する。耳をそばだてる。「―・して鳥の声を聞く」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「耳を澄ます」

「耳をすます」の使い方・例文

「耳をすます」とは、ボリュームが小さかったり周りの音がうるさくて聞き取りにくかったりする声や音を、集中して聞き取ろうとするという意味です。

次に「耳をすます」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.耳をすますと、小鳥のさえずりが聞こえてくるよ。
2.BGMの音量が大きすぎて、いくら耳をすましても彼の話がよく聞こえなかった。

\次のページで「「耳をすます」の英語での表現は?」を解説!/

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