

”気体を区別する方法”を通して、気体の集め方や気体の特徴を学んでいこう。ライターのオノヅカユウともに、動画の内容をわかりやすく解説していく。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/小野塚ユウ
この記事の「とある男が授業をしてみた」×「ドラゴン桜」のコラボ記事執筆を担当。自身も大学での研究経験を活かし、現役講師として活動している。
登録者数95万人の人気講師YouTuber「とある男が授業をしてみた」とコラボ!
今回の記事は、人気講師YouTuberの再生回数17万回の授業をもとにまとめています。
また、こちらの再生回数15万回の動画の内容も含まれています。ほかにも中学生・高校生向けのわかりやすい授業が多いので、ぜひ見てくださいね。

動画は中学1年生向けの内容だが、さすがとてもわかりやすい内容だ。それでは、「水上置換法・下方置換法・上方置換法」を深堀りして解説していく。
粉末、プラスチックの次は”気体”!
とある男さんの動画シリーズでは、これまで「白い粉末を区別する方法」や「プラスチックの区別」といった、物質の区別方法が紹介されてきました。
今回紹介する動画は、気体を区別する方法についてのものです。色やにおいのない気体がいくつかあったとき、それらがどんな気体なのかを調べる方法を学びます。
また、それをとおして気体を採取する3つの方法を理解するのが目標です。
2種類の気体をつくる
まずは実験の準備として、2種類の気体をつくる方法を学んでいきます。決まった液体と固体を混ぜ合わせ、発生した気体を水の入った試験管にためましょう。
石灰石とうすい塩酸をまぜると「二酸化炭素」が発生します。石灰石は白っぽい石のような固体、塩酸は無色透明の液体です。
二酸化マンガンとオキシドールをまぜると、「酸素」が発生します。二酸化マンガンは黒っぽい固体、オキシドールはやはり無色透明の液体です。

どちらも固体と液体を混ぜることでつくられる。それぞれの気体の材料となるものは、すぐに答えられるようにしたい。
気体を集める方法”水上置換”
二酸化炭素と酸素は「水にとけにくい」ため、動画中の図のような「水上置換(すいじょうちかん)」という方法で回収することができます。
水にとけやすい気体の場合は、水中を通過するときにとけてしまうので、水上置換で集めることができません。
\次のページで「水上置換以外の気体の集め方は?」を解説!/