
「世話をする」:面倒を見ること
「世話」は相手に良かれと思って自主的に助力・支援するニュアンスです。する人される人の上下関係を気にすることなく使える言葉で「舞台に立つ女優の世話をする」「老いた先生のお世話をした」と使います。
しかしながら。良かれと思ってしても「余計なお世話!」と言われることもあるでしょう。あれこれ手をかけすぎて、子供がわがままになったり、花や野菜が枯れてしまったりすることも。世話焼きもほどほどに。
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「厄介(やっかい)になる」:生活の面倒をみてもらう
「厄介」も面倒なこと、わずらわしいことの意味です。「厄介になる」は世話を見てもらう、居候(いそうろう)になるの意味となります。使い方は「離婚して、実家に厄介になっている」「万引きして警察の厄介になった」などです。

では「世話」はどうビジネスシーンで使われているのか。「お世話になっております」は感謝を含むあいさつだが、初見の相手や社内では使われない。また「世話」は上下関係なく使えると上記しているが「お世話様です」は目上の人から下の人に向けた感謝の言葉だ、注意しよう。
「放置」:そのままにしておく
「放置」とは、しなくてはいけないことでも対応せずそのままにしてほうっておくこと、ほったらかすことです。「果物を放置していたらカビが生えた」「放置していた自転車を盗まれた」と使われます。例文でもわかるように、放置した物事は悪い方に向かうことが多いですね。
「おろそか」:いいかげんにすませる
「おろそか」は漢字で「疎か」と書き、いいかげんにしたり軽く済ませたりして、真面目に取り組まないことです。ほかにも簡素・まばら・おとっている意味があります。使い方は「英語の上達には、国語をおろそかにしてはいけない」「お肌の手入れをおろそかにしてシミが出来た」などです。
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