「やりくり」
「やりくり」は、家計を管理している人ならば、何度も使う言葉かと思います。意味は、不十分なものを工夫して都合をつけること。無駄を減らして、必要なものに対してお金をまわすなど、家計のやりくりは欠かせません。しかし、やりくりはお金に限らず「時間」に対しても使うことができます。たとえば「なんとか時間をやりくりして、予定に間に合わせよう」などと表現できますね。
「時間を割く」の対義語は?
「時間を割く」の意味は「あることのために都合をつけること」でした。忙しいなかで、時間を有効に使うわけですから、有意義な時間の使い方といえますね。「時間を有効に使う」の反対となると「時間を無駄に使う」となるはずです。そこで今回は、「時間を有効に使えない」もしくは「都合がつかない」といった意味合いで「時間を割く」の対義語をみていきましょう。
「時間潰し」
ちょっとした空き時間を、動画視聴などで暇潰しする方も多いのではないでしょうか。意味は、空いた時間をちょっとしたことで埋めること。たとえば、長い休暇で時間を持て余していたとしましょう。「時間潰しにカフェにでも行こう」と、表現することができますね。ただし、「時間潰し」はほかにも、無駄に時間を費やすという意味もあります。「忙しいのに、そんなことで時間潰しはしていられない」などと使うとよいでしょう。時間を割いてもらえるなら良いですが、「時間潰しだ」と言われないように注意したいところですね。
「間が悪い」
時間を割いてもらえるようにお願いに行ったら、「間が悪かった」ということもあるでしょう。「間が悪い」には、2つの意味があります。1つ目は、その場にいづらい場合。「苦手な人と出会って、間が悪い思いをした」と使うことができます。2つ目は、タイミングが良くないこと。「折(おり)が悪い」と表現する場合もあります。たとえば、先輩に急用があって話しかけるため近づいたとしましょう。すると、先輩は上司に呼び出されて席を離れてしまいました。このような状況が「間が悪い」といえますね。
「時間稼ぎ」
「時間稼ぎ」の意味は、自分が有利な状況になるまで、進行を遅らせるなどして時間を費やすこと。「時間を割く」なら良いですが、都合が合わないように「時間稼ぎ」されたら寂しいものです。ただし、スポーツなどで敵に勝つためには、戦略的に「時間稼ぎ」することも必要ではないでしょうか。「時間稼ぎ」は、相手の時間を無駄に奪うことで、自分にとって優位な立場を得ることができます。たまになら問題がありませんが、「時間稼ぎ」はほどほどにしておきましょう。
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