1.僕のために時間を割いてくれてありがとう。
2.仕事だけでなく、もう少し趣味に時間を割きたいな。
3.プレゼンをしたいので、どうにか時間を割いていただけませんか。
「時間を割く」は、ビジネスでもよく使われる慣用句です。仕事では、取引先やお客様都合での予定変更は日常茶飯事。優先事項を確認したうえで、時間を割いて会わなければいけません。だからこそ、自分の都合に合わせてもらった場合は、「時間を割いてくれてありがとう」とお礼として使うことができます。また、大切な業務に時間をもっと費やして欲しいと思っているならば、「この業務にもっと時間を割くべきだ」と主張する際に使ってもよいでしょう。
ほかにも、急用で相手に予定を空けておいて欲しい場合、「どうにか時間を割いていただけませんか」とお願いとして使っても問題ありません。「時間を割く」は、相手が忙しいと分かっているからこそ、貴重な時間をいただいたことへの感謝の気持ちが込められているといえます。相手に対して「無理をいって申し訳ないな」と思っているならば、「時間を割く」を使って気持ちを表現してみてください。
「繰り合わせる」
「繰り合わせる」の意味は、仕事や時間の都合をつけること。もしくは、上手くやり繰りすることを「繰り合わせる」と表現する場合もあります。では、なぜ「都合をつけること」を「繰り合わせる」というのでしょうか。諸説ありますが、糸などをたぐって巻き取ることを「繰り合わせる」ということから転じて、都合を合わせることに対しても用いられるようになりました。使い方としては、「都合をつけて」と同じ感覚で「繰り合わせて参加する」と表現するとよいでしょう。
「合間を縫う」
「合間を縫(ぬ)う」は、よく使われる方が多いのではなないでしょうか。意味は、物事がとぎれた短い時間を活用すること。たとえば、次の打ち合わせまで少し時間があるとしましょう。「打ち合わせの合間を縫って、小休憩に行ってきた」などと表現することができますね。ほかにも、建物の切れ目を通って移動したことを、「瓦礫の合間を縫って救助活動を進めた」という表現でも問題ありません。
「合間」は、「物事がとぎれる間の時間」もしくは「物と物との間」という2つの意味があります。そのため「合間」を、「切れ目」や「すき間時間」と捉えれば使いやすいはずですよ。
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