
「make assurance double sure」
「make assurance double sure」は、「念には念を入れる」の類義語としてもっともニュアンスの近いものではないでしょうか。というのも、このフレーズを直訳すると「保証を二倍にする」になるからです。
この辺りの言い回しが、ただでさえ頑丈な石橋をあえて叩いてみるというくだりとそっくりだとは思いませんか。
「can never be too careful」
「can never be too careful」もまた、「念には念を入れる」の英語訳としてふさわしいものでしょう。このフレーズが表すのが、「いくら注意してもし過ぎることはない」という意味だからです。
助動詞の「can」は、できる・できないではなく、ありうる・ありえないの意味で用いられていることに注目してくださいね。
「念には念を入れる」を使いこなそう
この記事では「念には念を入れる」の意味・使い方・類語などを説明しました。この慣用句の意味は、慎重の上にも慎重に物事を運ぶことでしたね。
何事も慎重の上に慎重を重ねることはけっして悪いことではありません。しかしながら、それによってスピード感が失われがちになるのもまた事実でしょう。
要は、それら二つのバランスが重要なわけで、どちらか一方に偏り過ぎているのは考えものだというわけです。さて、今回の解説はいかがだったでしょうか。
みなさんも、この慣用句を使う場面に恵まれたら、臆せずにどんどん使ってみてくださいね。