国語言葉の意味

【慣用句】「手を切る」の意味や使い方は?例文や類語も含めて現役文系講師が詳しく解説!

会社は今回長年付き合いのあった業者と手を切ったらしいのだが、末端の構成員である健太にはほとんど何の関係もない出来事だった。

彼女のことがそんなに大切ならば、早いとこ怪しげな業者とは手を切ってマルチまがいのビジネスをやめるよう忠告するのがいいだろうね。

いまだに著作権のことを無視したまま運営しているサイトなど危なっかしくて仕方ないので、早めに手を切ってしまって正解だと思うよ。

「手を切る」が関係を断つという意味であることは、すでに述べたとおりです。ただし、それは「相手が関係を保つにふさわしくない」という理由であることが多いように思われます。

たとえば、二番目と三番目の例文からはそのことがうかがえるのではないでしょうか。それぞれに「悪徳業者」「著作権のことを無視」というフレーズがあることからも、そのことは十分にうかがえます。

最初の例文には明記こそないものの、おそらくは同様の理由が背景にはあるはずです。契約満了など、いわゆる円満に業務提携を終える際には「手を切る」という表現はあまり使用されないと考えて差し支えありません。

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ここまでの解説で「手を切る」の意味や用法が理解できたんじゃないかな。

では、引き続き類義語や対義語、英語表現についても一気に押さえていくぞ。

#2 「手を切る」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

ところで、「手を切る」と意味のよく似た表現にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、その中でも代表的なものを二つほど紹介していきます。

「袂を分かつ」

「袂を分かつ(たもとをわかつ)」は、「手を切る」の類義語の中でもやや難しめの表現なのかもしれません。というのも、現代社会では「袂」というものにあまりなじみがないからです。

「袂」とは、ざっくりと上着の袖のあたりのことだと理解してください。その袖が触れ合うくらい親密に付き合っていた人と別れてしまうのが、この慣用句の持つ意味です。

「縁を切る」

「縁を切る」もまた、「手を切る」の類義語として十分に通用するものです。こちらの慣用句には、関係を断ち切るという意味があります。

それは「親子の縁」かもしれませんし、あるいは「友達の縁」かもしれません。いずれにしても、一度切れた縁を戻すのはなかなか難しそうです。

では、ここでこれらの類義語を用いた例文をチェックしておきましょう。

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