1分でわかるプラスチックの性質・種類・区別!登録者数95万人人気講師がわかりやすく解説
A.消しゴム
勉強のお供である消しゴムは、プラスチックでできています。使われているプラスチックの種類は「ポリ塩化ビニル(PVC)」です。
ほかのプラスチックと区別するための特徴に、ポリ塩化ビニルは「燃えにくく、水にしずむ」というものがあります。
B.ペットボトル
水やお茶、ジュースなどが入れられているペットボトルも、プラスチックの代表的な製品です。ペットボトルという名前は、材料であるペットボトルの種類「ポリエチレンテレフタラート(PET)」からきています。
ポリエチレンテレフタラートの特徴は、「透明で圧力に強い」というところ。プラスチックの種類によっては、透明にならないものがあるんです。ペットボトルは中の飲み物の色がよく見えますよね。ポリエチレンテレフタラートの特徴がよくいかされていると言っていいでしょう。
C.バケツ
バケツの材料としてよく使われるプラスチックは「ポリエチレン(PE)」です。
ポリエチレンには「油や薬品に強い」という特徴があります。
D.ペットボトルのふた
ペットボトルであっても、ふたの部分は本体(ポリエチレンテレフタラート)とは異なる材料でつくられています。おもに「ポリプロピレン(PP)」です。
ポリプロピレンの特徴は、「熱に強い」というところ。よく使われるプラスチックの仲間の中でも、とくに熱に強いことが知られています。
E.スーパーの食品容器
最後は、スーパーで売られている肉や魚がのっているトレー、食品容器です。これに使われるプラスチックは「ポリスチレン(PS)」。
ポリスチレンでできた容器などの特徴には、「断熱保温性がある」というものがあります。アイスクリームなどを運ぶときに使われる発泡スチロールというのも、ポリスチレンでできているんですよ。
image by Study-Z編集部
これからの時代はプラスチックの知識が重要になる!
すでに身の回りの多くの製品に使われているプラスチック。便利な性質がたくさんあり、必要不可欠な存在になっていますが、「原料となる石油がいつまでとれるのか?」や「プラスチックごみ問題」など、いろいろな心配ごともあります。
これからの時代、プラスチックの特徴や種類を知っておくことはとても大切になるはずです。今のうちにしっかりと学んでおきたいですね。