1分でわかるプラスチックの性質・種類・区別!登録者数95万人人気講師がわかりやすく解説
プラスチックの共通な性質
プラスチックにはいくつもの種類があります。動画の後半で代表的なプラスチックの種類が紹介されますが、それらに共通する特徴があるので先におさえておきましょう。
とある男さんは5つの性質を順番に説明してくれます。
その1.軽くてさびない
プラスチックは金属などと違い、「軽くてさびない」という特徴があります。
昔はモノをつくるとき、金属や石、木、紙などの限られた材料しかありませんでした。金属は丈夫ですが重くさびやすい物質です。また、石や木というのも結構重たいもの。いろいろな製品をプラスチックでつくることができるようになったおかげで、気軽に持ち運べる食器や、水場で使ってもさびない道具が利用できるようになったんです。
その2.電気を通しにくい
これも金属とプラスチックの大きな違いなのですが、プラスチックは基本的に「電気を通しにくい」物質です。
「プラスチックは電気を通さない」と話す先生もいるかもしれませんが、一部のプラスチックは電気を通すことが知られています。そのため、電気を「通しにくい」、もしくは「通さないものが多い」などの言い方が正確となるでしょう。
その3.加工しやすい
私たちの生活にはプラスチックでできた製品があふれていますが、その大きな理由の一つに、プラスチックは「加工がしやすい」という特徴があります。プラスチックは熱をかけるとすぐにやわらかくなるものが多く、さまざまな形に変形させやすいのです。
その4.薬品による変化が少ない
プラスチックには「薬品による変化が少ない」ものも多いんです。
理科室や科学教室を訪れる機会があったらぜひ見てほしいのですが、薬品が入っている容器にはプラスチックでできたものが少なくありません。薬品にふれることで溶けたり、変化してしまう物質であれば、容器には使えないですよね。
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